Column

【高校生ドラフト期待度ランキング・夏直前編】10位ー1位、スター揃いの高校球児の中で1位になったのは?

2023.07.07


佐々木麟太郎(花巻東)・東松快征(享栄)・前田悠伍投手(大阪桐蔭)

佐々木麟太郎(花巻東)・東松快征(享栄)・前田悠伍(大阪桐蔭)

高校野球ドットコムの人気企画「高校生期待度ランキング」。夏直前企画として50人をピックアップした。

今回はいよいよベスト10。年明けから超高校級の逸材として騒がれた選手ばかりで、夏でもしっかりとアピールすれば、上位指名、もしくは1位もありえる逸材が揃う。

 

10位 坂井 陽翔投手(滝川第二

長身の本格派右腕。縦回転を生かした投球フォームから投げ込む140キロ後半の速球は絶品。近年、高身長でフォームが良い投手は高評価される傾向にあり、夏の結果次第では上位指名評価を確実にする可能性がある。

9位 堀 柊那捕手(報徳学園

今年の高校生No.1捕手。抜群の強肩に加え、投手への気配りなど、捕手としての素質は優れている。抜群の俊足もあり、打者としてレベルアップを期待したい。

8位 明瀬 諒介投手(鹿児島城西

世代トップクラスのスラッガー。打者としては高校通算50本に迫り、投手としても140キロ後半の速球を投げ込む。ポテンシャルの高さは随一。投手、野手ともに体を開いて出力を出すタイプ。このタイプはスカウトによって判断が分かれるが、それでもトップレベルの逸材であることは間違いない。

7位 武田 陸玖投手(山形中央

投打ともにセンス抜群。投げては140キロ前半の速球と切れ味鋭い変化球で勝負し、打者としても天性のバットコントロールを武器に安打を量産する。春季大会ではやや持ち味を発揮することができずに終わったが、どちらも指名級のパフォーマンスを見せることができるか。

6位 平野 大地投手(専大松戸

世代屈指の右腕。最速151キロの速球と、カーブ、チェンジアップなどの変化球を器用に投げ分ける。曲者揃いの千葉県で圧倒的な投球ができるか。戦国千葉を勝ち抜き、センバツ以上の投球ができれば、世代No.1右腕の評価を得られそうだ。

5位 木村 優人投手(霞ヶ浦

春では暫定の世代No.1右腕。伸びやかな投球フォームから150キロ近い速球と、変化球のスプリット、カーブを器用に投げ分ける。故障することなく、春以上の投球ができれば、ドラフト1位クラスの評価を得る可能性もある。

4位 真鍋 慧内野手(広島広陵)

世代屈指のスラッガー。飛ばす能力だけでは大学生スラッガーにひけをとらない。公式戦になると余所行きの打撃になってしまい、ポテンシャルほど内容を残していないのが気になる。夏の公式戦で圧倒的な結果を残すことを期待したい。

3位 前田 悠伍投手(大阪桐蔭

世代No.1投手の座を争う投手。センバツ、U-18候補合宿を見ると、確かにトップレベルの投手だが、ややパンチ力が欠けた投球が気になった。好調時の投球は大学生トップレベルの左腕にひけをとらないレベルで、この夏はそれを証明してほしい。

2位 東松 快征投手(享栄

U-18代表の強化合宿、春季大会、大阪桐蔭との招待試合の投球で大きくレベルアップした姿を披露した。その成長度は他の投手と比べても群を抜いていて、大学生左腕と比較しても負けていなかった。激戦区の愛知を勝ち抜く投球ができるか。

1位 佐々木 麟太郎内野手(花巻東

愛知招待試合で4本塁打を放った姿を現地で見た。その打球音、飛距離、スター性を見て、今年の1位は佐々木しかいないと確信した。技術的な進化は、ネット裏や三塁側から見ても確かに感じられた。今年のドラフト候補生に優秀な選手は多いが、佐々木麟は唯一無二な存在。ドラフトの目玉として競合となる逸材ではないか。夏ではドラフトの目玉に相応しい活躍を見せてほしい。

この記事の執筆者: 田中 裕毅

関連記事

2 Comments

  1. 匿名

    2023-09-04 at 6:36 PM

    仙台育英な選手が一人も入っていないのはおかしい。こんなドラフトなら、興味も持てない。これは、マスコミが騒いで作っただけのドラフト候補生。つまらないと思う。きちんと、優勝、準優勝をした実力を評価するべきでは!

  2. 匿名

    2023-09-23 at 5:58 AM

    東恩納投手がいない…?
    彼はおそらくですが高校生No. 1ピッチャーの座を争ってもいいと考えます。是非贔屓で指名して欲しい所。
    さらに言えば、明瀬選手も素晴らしい長打力があり、贔屓で2位程度で指名が欲しいですね。
    佐々木選手は今の所あまり良い評価ではないですが、NPBでの活躍、期待しています!

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.06.08

慶應義塾が15安打12得点で強打健在も投手陣に不安 先発小宅は5回途中で降板【香川招待試合】

2024.06.08

慶應義塾は昨夏甲子園優勝バッテリーがスタメン!初回から4番・江戸 佑太郎の1発などで3点を先制!【香川招待試合】

2024.06.07

【夏の甲子園地方大会抽選日&開幕日一覧・近畿地区】近畿一番乗りの抽選は17日の大阪、4府県が7月6日に開幕

2024.06.07

【夏の甲子園地方大会抽選日&開幕日一覧・北信越地区】新潟で21日に抽選会、7月5日の富山で組み合わせが出揃う

2024.06.07

明日夏の組み合わせ抽選! 今年の神奈川は「投手王国県」だ!東海大相模の198センチ左腕を筆頭に、ノーシードにも140キロ超え投手が続出【神奈川注目投手リスト】

2024.06.04

神村、鹿実の壁を破れ! 国分中央は「全力疾走・最大発声・真剣勝負」で鹿児島の頂点を狙う

2024.06.02

【鹿児島NHK選抜大会】神村学園が期待の2年生エース・早瀬の完投勝利で決勝進出!

2024.06.02

福岡に逸材現る! ケガから復帰後即144キロ! 沖学園2年生エース・川畑秀輔に注目だ!

2024.06.05

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在36地区が決定、徳島の第1シードは阿南光!第2シードに池田!<6月5日>

2024.06.06

大阪桐蔭が選抜ベスト8の阿南光ら4チームと対戦!<招待試合>

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.21

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在33地区が決定、岩手では花巻東、秋田では横手清陵などがシードを獲得〈5月20日〉

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.19

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在30地区が決定、青森では青森山田、八戸学院光星がシード獲得