足立学園vs都立深川
流れを渡さなかった足立学園、堅実に点を重ねて4回戦へ
[stadium]明治神宮第二球場[/stadium]での第一試合は、春季大会では2回戦で涙を飲んだ足立学園と1回戦で敗退した都立深川の対戦となった。東東京の実力校として、長く認識されている足立学園であるが、なかなか上位進出が果たせていない。
「今年こそは」といった思いが表れた攻撃を初回から見せる。
まずは初回、足立学園は無死一、三塁のチャンスを作ると、3番・東寛太がレフトへのタイムリーヒットを放ち1点を先制すると、3回には5番・林凌にもタイムリーが飛び出し、使い点を上げる。5回にもさらに2点を追加した足立学園は、前半までに4対0とリードを奪うことに成功する。
だが、後半戦に入った6回、都立深川も反撃の狼煙を上げる。
二死一、二塁と得点圏にランナーを進めると、5番・ライト前へヒットを放ち、二塁ランナーは一気にホームへ生還。1点を返し、何とか流れを手繰り寄せようと食い下がる。
それでも、足立学園も易々と流れを渡すほど甘くはない。
7回表に代打・林大翔がタイムリーツーベースを放って再び3点差とすると、8回には一死三塁から3番・下平翔の内野安打の間にランナーがホームインしダメ押しの6点目。
これで、一瞬傾いた都立深川への流れを上手く断ち切った足立学園。試合はそのまま6対1で足立学園が勝利し、4回戦進出を決めた。
勝った足立学園は、4回戦で都立小山台と対戦することが決まった。同じく東東京を代表する実力校であるが、どういった試合展開を見せるか注目だ。
(文=栗崎祐太朗)
2019年 第101回全国高等学校野球選手権大会東東京大会
■開催期間:2019年7月7~7月27日(予定)
■組み合わせ表【2019年 第101回全国高等学校野球選手権大会東東京大会】
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