試合レポート

【春季栃木県大会】夏への布石が着々と成果を挙げた! 文星芸大附が堅い守備で完封勝利!ドラフト候補・堀江は最速146キロをマーク

2024.04.30


堀江正太郎(文星芸大附)

【トーナメント表】春季栃木県大会 結果一覧

<春季栃木県大会:文星芸大附1-0青藍泰斗>◇29日◇準々決勝◇清原球場

昨夏甲子園出場の文星芸大附は、前チームから主力投手として活躍する大型右腕・堀江 正太郎投手(3年)、140キロを超える速球を投げ込む吉田 大和投手(3年)が軸。プロのスカウトからも注目されているエースの堀江は先発ではなく、今大会はリリーフとして登板している。高根澤 力監督は「先発で使いたい考えもありますし、本人も投げたい気持ちがあるでしょう。ただ夏場では、スタミナの消耗が激しいので、投手があと2人は必要です。今は割り切っていろんな投手を使う時期です」と語る。この春の大会はいろんな投手を起用し、育てていく方針だ。準々決勝の先発を任されたのは、右サイドの齋藤 晏輝投手(3年)。春先の練習試合で好投を重ね、ベンチ入りを掴んだ。120キロ前半の速球をコーナーへ投げ分け、打たせて取る投球で青藍泰斗打線を封じる。

打線は5回裏に3番栗原 星羽外野手(3年)の犠飛で1点を先制した。齋藤は7回無失点の好投で8回からエースの堀江が登板した。堀江は全力投球を見せ、自慢の速球は140キロ〜146キロを計測。187センチの長身から繰り出される角度のある速球は見応えがあった。さらに130キロ中盤のスライダーで三振を奪うパワーピッチングで2回無失点の好投。高根澤監督はリリーフ堀江について「堀江が後ろにいることで割り切れますよね。打たれても堀江ならば仕方ないと思わせるほどの成長を見せています」と絶大な信頼を寄せている。

この試合では1点しか奪えなかったが、今年は守備で守り勝つ野球を目指している。
「大事な場面で打てなかったり、今日もミスで攻撃が途切れたり、課題は多くあります。本当ならば、打撃でガンガン取っていく形が望ましいですが、今年のチームだと守り勝つ野球が合ってるかなと思います」
堀江が注目されるが、守備も非常に堅い。遊撃・大塩 七波音内野手(3年)の軽快な動きを見せており、正捕手は昨年まで投手を務めていた中野 泰生(3年)が務める。130キロ後半の速球を投げていた中野をコンバートした理由について高根澤監督は「守りの面で、走られない肩の強さを持った捕手は必要で、野球を学ぶ意欲も高く、打撃も良い中野を抜擢することを決めました。駄目だったらまた投手を再開すればという思いで指導しましたが、良くやっています。今は本人も将来は捕手で勝負したいようですね」
高根澤監督は現役時代、現在は休部となっている三菱ふそう川崎の捕手として都市対抗3度の優勝を経験している名捕手として活躍。連日、中野に捕手のイロハを教えている。意欲も高い中野は順調に成長しているという。

準決勝の相手は作新学院を破った宇都宮商に決まった。厳しい試合が予想されるが、高い投手力と堅実な守備力で2年連続の関東大会出場を狙う。

【トーナメント表】春季栃木県大会 結果一覧

この記事の執筆者: 河嶋 宗一

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