試合レポート

学習院vs広尾学園

2019.07.10

創部4年目の広尾学園、次につながる7回コールド負け

 創部4年目の広尾学園。創部してからまだ1勝がない。週3回しか練習ができず、そのうち1回は埼玉県の三郷の室内練習場で2時間ほどの打撃練習、それ以外はフットサル場ぐらいの広さのグラウンドでの練習や狭い中庭での練習が中心だ。部員11人しかおらず、まとまったグラウンドもないので、実戦練習する機会は練習試合しかない。

 その中でも選手は健闘を見せた。1回表、二死二塁のチャンスで4番太田玲志(2年)が左越え適時二塁打を放ち、1点を先制。逆転を許し、2回裏が終わって、1対8とリードを許したが、3回表には再びの太田の犠飛で2点目を入れた。

 さらに5回表にも二死一、三塁の場面で、再び4番太田が右越え適時二塁打を放ち、4点目。太田は2安打4打点の大活躍である。

 6回表にはここまで2安打を放っている1番・小倉 拓海(2年)が適時打。5点目を入れた。2投手が打たれ、12失点を喫し、7回コールド負けに終わったが、安部公房監督は「今まで5回コールド負けに終わっていたので、まず7回、そして9回まで試合をすることを目標にしていたので、良かったです。負けはしましたが、これまでの取り組みをしっかり出してくれたと思いますし、ヘッドスライディングを見せるなどこれまでにないぐらい必死にやってくれたことは評価しています」
 3年生3人抜けて8人になるが、活躍を見せた太田、小倉は新チーム以降も主力として残る。
「来年につながる負けでした」
安部監督が語るように、少ない環境の中でも11人の広尾学園ナインは[stadium]神宮第二球場[/stadium]で躍動していた。

【 速報ページはこちら 】

■開催期間:2019年7月7~7月27日(予定)
■組み合わせ表【2019年 第101回全国高等学校野球選手権大会東東京大会】
■展望コラム【【東東京大会展望】二松学舎大附の夏三連覇を阻むチームは現るか?東東京大会を徹底解剖!】

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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