News

広島の近年の育成では4名が支配下登録、今年指名の3名も注目

2022.12.28

広島の近年の育成では4名が支配下登録、今年指名の3名も注目 | 高校野球ドットコム
高校時代の二俣翔一(磐田東)

 10月に行われた育成ドラフト会議では57名の選手が指名された。各選手ともに1日でも早く、支配下登録されることを目指し春季キャンプ、オープン戦へと臨んでいくことになる。

 さてコロナ禍に見舞われた2020年以降の育成ドラフトで指名された選手たちは、どのような状況なのだろうか。球団ごとに状況を確認していきたい。

 新井貴浩新監督体制となった広島は10月に行われたドラフト会議で3名の育成選手を指名した。昨年も4名を指名しており、2年で7名の育成選手が増えたことになる。

 昨年の育成指名選手を見ると、野手では前川 誠太内野手(敦賀気比)が2軍で50試合に出場。打率.198(86打数17安打)と苦しみながらも101打席を与えられている。

 投手では新家 颯投手(和歌山田辺高)が4試合の登板で防御率4.50。中村 来生投手(高岡第一)は3試合の登板で防御率13.50の成績。唯一の大卒だったナックルボーラーの坂田 怜投手(正智深谷→中部学院大)は9試合の登板で防御率8.31。8.2回を投げ与四死球は合計18個。制球面で課題が残った。このように3投手とも1年目は思うような結果を残すことができなかった。

 2020年のドラフト会議では二俣 翔一内野手(磐田東)を指名した。今シーズンは2軍で62試合に出場し打率.246(199打数49安打)、3本塁打、18打点と結果を残し、オフに支配下登録を勝ち取った。捕手での入団だったが、内野手にコンバートされ主に三塁を守っている。

 二俣以外にも、ここ数年で大盛 穂外野手(飛龍→静岡産業大→2018年育成1位)、持丸 泰輝捕手(旭川大高→2019年育成1位)、藤井 黎來投手(大曲工→2017年育成2位)と各ポジションの選手が支配下登録を勝ちとっている。

 昨年、今年のドラフト会議で指名された7名の育成選手たちも、来年は支配下登録を勝ち取りたい。

(記事=勝田 聡

◎広島育成指名選手
※2020年〜2022年

<2020年>
1位:二俣 翔一磐田東/捕手)※2022年シーズン終了後に支配下登録

<2021年>
1位:新家 颯(和歌山田辺高/投手)
2位:前川 誠太敦賀気比/内野手)

3位:中村 来生高岡第一/投手)
4位:坂田 怜正智深谷→中部学院大/投手)

<2022年>
1位:名原 典彦瀬戸内高→青森大/外野手)
2位:中村 貴浩九州国際大付→九州産業大/外野手)
3位:辻 大雅二松学舎大附/投手)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.06

【2024年夏 全国地方大会シード校一覧】現在27地区が決定!

2024.05.06

センバツV・健大高崎は夏も強い! Wエース抜きで県大会優勝、投打に新戦力が台頭中!

2024.05.06

【富山】富山商が高岡商を破って春連覇達成<春季県大会>

2024.05.06

【春季埼玉県大会】花咲徳栄4回に一挙10得点!20得点を奪った花咲徳栄が昌平を破り優勝!

2024.05.06

【大阪】大阪桐蔭が快勝!準々決勝でプロ注目・今坂幸暉擁する大阪学院大高と対戦!<春季大会>

2024.05.01

春季大会で頭角を現した全国スーパー1年生一覧! 慶應をねじ伏せた横浜の本格派右腕、花巻東の4番、明徳義塾の正捕手ら入学1ヶ月の超逸材たち!

2024.05.06

【2024年夏 全国地方大会シード校一覧】現在27地区が決定!

2024.05.01

【神奈川】関東大会の切符を得る2校は?向上は10年ぶり、武相は40年ぶりの出場狙う!横浜は6年ぶり、東海大相模は3年ぶりと意外にも遠ざかっていた春決勝へ!

2024.05.01

【兵庫】報徳学園、須磨翔風などが順当に夏の第1シード獲得!昨秋ベスト4の長田、滝川二はノーシードに

2024.05.01

【福島】聖光学院と福島商が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.21

【兵庫】須磨翔風がコールドで8強入り<春季県大会>

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>