龍谷高等学校(佐賀)
龍谷高校野球部
心技体を身につける冬に
■春夏合計4回の甲子園出場を誇る強豪
佐賀県佐賀市にある龍谷高等学校。1878年に創立された、伝統のある私立校だ。野球部は1989年春のセンバツで8強入りを果たした実績を持ち、春夏合計4回の甲子園出場を誇る強豪だ。野球部以外の部活動も盛んで、剣道部が2007年に地元・佐賀で開催された高校総体で優勝を果たしている。
■野球部の紹介
現在2年生28名、1年生14名の計42名が在籍。雨でグラウンドが使用できない際には、体育館や校舎内などを活用することで練習スペースを捻出している。
秋季大会を振り返って
秋季大会前の練習試合で連戦連勝だった龍谷。その中でも鹿児島実との練習試合は特に印象的だったという。「8回が終わって、1対3とリードされていましたが、『次の打者に繋げよう』という意識を全員で共有することができ、9回に6点を奪っての逆転勝ち。『野球は最後のアウトを取られるまでわからないんだな』と実感しました」と古賀 俊哉主将が語るように、野球の格言を肌で感じる一戦となった。充実感を持って秋季大会を迎えただけに、初戦敗退のショックは大きく、「中々立ち直れなかった」と振り返る。
■新チームを引っ張ってきた選手は?
三苫 晃大、大関 喬介の二名を挙げた古賀主将。「三苫は出塁率が高く、1番打者としての役目を果たしてくれました。走塁技術もあり、塁上で相手をかき回すことも出来る選手です。大関は得点圏打率の高い、頼れる4番です」とそれぞれ理由を語ってくれた。
■この冬の意気込み!
「苦しい場面を向かえたときに『冬の練習の方がキツかったな』と思えるような冬にしたいです。そのためには、毎日達成感を感じられるような充実した練習を続けることが必要だと思っています。春以降の試合で、自信を持って戦えるような心技体を身につける冬にします!」と力強く語ってくれた。
チーム全員で盛り上がれる団結力!
自分を追い込む龍谷高校の選手たち
ここからは龍谷高校野球部の古賀 俊哉主将、三苫 晃大副主将に話を伺いました!
Q.秋の大会や練習試合が終わって見つけた課題を教えてください。
古賀:攻撃ではチャンスでの勝負弱さ、守備では四球、失策絡みの失点が多く、気持ちの弱さを感じました。試合終盤での集中力、我慢強さも足りていません。
三苫:終盤での集中力の低下が課題です。点を取ったあとに、試合の流れを相手に渡さない試合運びも磨く必要があると感じています。
Q.このオフシーズンの目標、強化したいことを教えてください
古賀:主将として視野を広く持ち、チームの雰囲気を変えられる選手になりたい。それに加えて、身体を大きくし、スイングを力強くしたいです。
三苫:体重を増やし、身体を強くしたいです。練習の段階からチームを盛り上げることも目標です。
Q. 応援する方々へ自分のここを見てほしいというのを教えてください。
古賀:チームを牽引できる守備。確実にアウトを奪い、ここぞの場面で流れを変えるところを見てほしいです!
三苫:走力の高さを見てください!
Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところですか?
古賀:一つの盛り上がりが波及し、チーム全員で盛り上がれる団結力です。
三苫:次のプレーを想定したカバーリングに自信があります。
Q. このオフシーズン、『自分はここまで成長するぞ!』と、いうこの冬の熱い宣言を最後にお願いします!
古賀:チームメイトやスタッフから「古賀が一番変わった」と言われるような成長を見せます!
三苫:全国でも通用する選手になります!
冬に積み重ねて夏に結果を
徳山誠一朗監督に伺いました!
Q. 今年のチームは、新チームが始まってから、どんなテーマを持ってチームを作り上げてきましたでしょうか。
旧チーム時代から試合に出ている選手が多かったので、実戦を中心にチーム力を向上させていこうと考えながらチームを作っていきました。
Q. 秋の大会の振り返りならびに、冬でのテーマも教えていただけたら幸いです。
秋季大会では失策からの失点が目立ちました。基本練習の充実とメンタル面の強化が冬のテーマです。
Q. 最後に、これから厳しい冬のトレーニングに挑む選手たちへメッセージをお願いします。
冬にどれだけ練習を積み重ねられるかで、春、そして夏に結果が決まってくると思います。全ての練習が、自分のために、チームのためになると思い、日々取り組んでほしいと思います。
徳山誠一朗監督、そして龍谷高校野球部の皆様ありがとうございました!
今年も大好評!
【冬が僕らを強くする 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!