県立大間々高等学校(群馬)
上毛三山の一つ赤城山。そのふもと群馬県みどり市にある群馬県立大間々高等学校。
大間々と言えば、昨年のドラフト会議で福岡ソフトバンクホークスから育成6巡目で指名を受けた金子 将太選手が記憶に新しいのではないでしょうか?また、写真部、美術部、将棋部などの文化部も各コンクールで受賞を果たすなど活躍をしています。
大間々は共学ではありますが毎年約120名いる新入生のうち女子の割合が多く、野球部も部員を確保するのに苦労しているそう。それでも、毎年チームを作り上げて野球に打ち込んでいます。卒業後、大学の強豪硬式野球部で野球を続ける選手も多く、今年も田中 大樹選手(拓殖大)、高草木 達也選手(城西大)、青木 大地選手(専修大)がそれぞれ進学しています。
部員17人で挑んだ2011年の夏には、3回戦でその年センバツに出場した前橋育英を完封(試合レポート)。ベスト16(試合レポート)に入り、大きな話題となりました。
今年のチームも人数は少ないものの、まさに少数精鋭。目指すは甲子園と、さらにその先!組織として勝負に臨むために日々練習を欠かしません。そんな大間々野球部を主将の寺田 将也君に紹介していただきましょう!
チーム基本情報を紹介!
■ 大間々の寺田 将也君(学年:3年/役職:主将)にお話をうかがいました!
Q. 部員は何人いますか?
1年生が3人、2年生が3人、3年生が6人の合計12人です!
Q. メンバーギリギリですね!平日の練習時間は何時から何時までですか?
16時から19時30分までです!
Q. 練習のグラウンド環境を教えてください。
校庭に野球部専用の練習スペースがあります。
今年のチームについて
Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を3つ教えてください。
「元気」「力強いスイング」「状況に応じた判断ができるところ」の3つです!
Q. それぞれが強いスイングをできることは強みですね!では、夏へ向けてどんなことを課題においていますか?新チーム発足以来チームが成長したと感じるところを教えてください。
夏への課題は、守備でもらえるアウトは必ずもらい、雑なプレーをしないことです。また、チームとして成長したところは、自信を持って恐れずにプレーできたところです。
Q. 春季大会はいかがでしたか?
チャンスでヒットが出なかったことと、フライの捕り方が課題となっています。
Q. 課題が見えたことで、練習にもより力が入りますね。厳しい冬を乗り越えて迎えた春季大会、そしてこれからやってくる夏に向かっていると思いますが、この冬に取り組んだ練習で成長を実感できたものはありますか?
守備での捕り込みで、正しい形で捕球できる練習をひたすらやりました。その結果、小さいミスやエラーが減りました!
Q. 守備を基本から取り組むことで得られた結果ですね!さあ、夏の大会も近くなってきたということで、選手全員の士気を上げるために取り組んでいることはありますか?
モチベーションを上げ、全てのプレーでミスを恐れず全力でやることを意識しています。また、練習にも緊張感を持って、大会と同じ気持ちで臨んでいます!
Q. 続いて、チームのキーマンを教えてください。
大澤 袈以人、瀬谷 俊樹、宮崎 凱斗です。
大澤は、肩も強く、ボ-ルを取ってからの処理が早いことが特徴です。また、瀬谷は変化球に強いバッティングがウリであり、宮崎はチームのムードメーカー的な役割を担っています!
ありがとうございました!
[page_break:指導者が語る!このチームの強み]Q. 高校野球のどんなところが好きですか?
前原 直弥(以下「前原」):夏の大会の独特の雰囲気が好きです!
大澤 袈以人(以下「大澤」):人生で一度しか味わえないところです!
Q. 一度だからこそ悔いが残らないようにしたいですね。一番好きな練習は何ですか?
前原:バッティングです!
大澤:ノックですね。
Q. では、キツイと感じる練習は何ですか?
前原:250m走38秒切り、というメニューがつらいです…。
大澤:特守です!
Q. 250mを38秒以下で走る…これなかなかキツいですね。さて、引退までにこの高校と対戦してみたいという高校はありますか?
前原:桐生第一高校です。自分の力を試してみたいですね。自分のピッチングがどこまで通用するのかが知りたいです!
大澤:伊勢崎清明です!同じ公立高校でベスト8まで行っているからです。
Q. では、 一番好きな応援歌は何ですか?
前原:「夏祭り」です!
大澤:「あまちゃん」です。
Q. それでは最後に、野球をする上でモットーにしている、好きな言葉はなんですか?
前原:「全力投球」!
大澤:「日々成長」!
ありがとうございました!
指導者が語る!このチームの強み
■茂呂居 有部長に質問!
Q. 新チームが始まってから、どのようにチームを作り上げてきたのでしょうか?チームの強みとともに教えてください!
内野手を中心に守備力を強化。投手はとにかく丁寧に投げ、相手打線を最少失点に抑えることを意識しました。大量リードされることなく粘り、後半に勝負所を持っていき、攻める時に一気に攻めるチームを目指しています。チームの強みは、個々の能力ではなく、どんな形でも組織として勝負に臨むところです。
ありがとうございました!最後まで粘る大間々、活躍を楽しみにしております!