【春季近畿大会展望】いきなり好カード満載の近畿大会の見所を紹介!
全試合[stadium]県立彦根球場[/stadium]で開催される春季近畿地区高等学校野球大会。今回の見所を紹介していきたい。
注目カードは近江vs智辯和歌山、北大津vs龍谷大平安
小川 良憲(近江)
23日の第1試合はセンバツ出場の近江と伝統校・智辯和歌山が激突する好カードとなった。近江はエース・小川 良憲が調子を上げている。打線の状態も高めて、このまま試合に臨みたいところ。智辯和歌山もエース・斎藤 祐太の安定感は抜群だが、打線では山本 龍河、春野 航輝のスラッガー2人の爆発に期待したい。小川が持ち味のコーナーワーク自在の投球を展開すれば、接戦となりそうだ。
第2試合に登場する神戸国際大附は、エース・塩田 大河、2年生左腕・東郷 太亮の2人がいずれも140キロを超え、直球主体の投球で押せるのが強み。また、3番竹村 陸、4番谷本 進太郎を中心とした打線も、つながったときには止められない。対する奈良高田商は、奈良県大会準決勝で天理を相手に逆転勝利したように、ここ一番の粘りが良い。奈良高田商が序盤でうまく試合運びができるようになると大接戦になりそうだ。
24日の第1試合は、夏へ向けて照準を定めながらも投打で圧倒する大阪桐蔭と、地元滋賀の彦根東との対戦となった。彦根東は県大会準決勝で、優勝した北大津に2対3の接戦を演じ、近江兄弟社との3位決定戦では主将の篠原 漣が3安打3打点の活躍を見せた。また献身的なリードで投手を支え、攻守の大黒柱となっている。粘り強い戦いで、大阪桐蔭に挑んでいきたい。
そして第2試合には、滋賀優勝の北大津が登場。対するは龍谷大平安。昨秋の近畿大会の準々決勝以来の対決となった。
北大津は、2年生右腕・竹村 航、左腕・草野 晃平、滋賀県大会決勝で好投した2年生右腕・西村允志など投手陣の層が厚く、さらに強打者・杉原 竜希を中心とした打線は強力。龍谷大平安は、京都府大会では春の選抜大会のベンチ入り選手6人が外れ、公式戦で初めてベンチに入りの選手が9人と、大きく選手を入れ替えながらも、京都を制したチーム力の高さは素晴らしい。エース・高橋 奎二、4番西川 寛崇の投打の軸は不動で、チーム力で近畿の頂点を目指す。
近畿の有力どころが集結した今大会。開幕から激戦が予想されそうだ。
(文=河嶋 宗一)
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