慶應義塾志木高等学校(埼玉)
埼玉県志木市にある慶應志木高校は、1948年に創設された男子校です。卒業生には政治家やアナウンサー、会社の役員を始め、各業界で活躍する人材を輩出しています。そんな慶應志木高校の野球部を金澤 了哉主将に紹介していただきます!
チーム基本情報を紹介!
■ 慶應志木の金澤 了哉君(学年:3年/役職:主将)にお話をうかがいました!
Q. 部員は何人いますか?
1年生が17人、2年生が14人、3年生が12人の合計43人です!
Q. 平日の練習時間は何時から何時までですか?
15時15分から19時30分頃までです。
Q. では練習グラウンドの環境を教えてください。
野球部専用グラウンドがあり、軟式野球部と共用で使用しています。
今年のチームについて
金澤 了哉主将(慶應義塾志木高等学校)
Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を3つ教えてください。
「初球からフルスイング」「エース石井のピッチング」「選手主体で動けること」の3つです。
Q. 今は夏に向けて、何を課題として練習を行っていますか?また、秋・春からチームとして成長したと感じることを教えてください。
単純なミスで失点をしないように、基本プレーの確認を課題に練習しています。
秋・春から成長したと感じるところは、全体的にバッティングのレベルが上がり、甘い球をしっかりと打ち返せるようになったことです。
Q. 春季大会を振り返って、収穫や課題などはありましたか?
内野守備で単純なミスが多く、無駄な失点が多かったことが課題です。
しかし点差に関係なく、落ち着いてプレーできたことがいちばんの収穫です!
石井 雄也投手(慶應義塾志木高等学校)
Q. 全国でも有数の激戦区である埼玉県を勝ち抜くために、重点を置いて練習していることはありますか?
良い投手から打って点を取れるように、バッティングに重点を置いて練習しています。甲子園は「のどから手が出るほど」どうしても行きたい場所ですから!
Q. 野球部で結束があるなと感じたエピソードがあれば教えてください。
ひとりのミスを全員の責任として受け止め、互いに協力して乗り越えています。
Q. 慶應志木と言えば、埼玉県でも有数の進学校。勉強も大変だと思います。野球と勉学を両立するために、工夫していることはありますか?
部員内で得意教科をお互いに教え合っています。
本岡 大二郎選手(慶應義塾志木高等学校)
Q. 頼もしいですね!夏を迎えるにあたって、どんな気持ちで練習していますか?
春の県大会では朝霞高校に悔しい負け方(延長14回逆転サヨナラ負け・試合レポート)をしたので、夏の大会ではもうあんな負け方はしない、という気持ちで練習しています。
Q. このチームのキーマンを教えてください。
石井 雄也と、本岡 大二郎のバッテリーです。
石井は伸びのあるストレートを中心にコントロールも良く、試合を作れる投手です。本岡は三番キャッチャー、チームの中心選手として、強気なリードと勝負強いバッティングが売りです。
ここからは金澤主将に加え慶應志木の副将、猪砂 勝太君にも加わって頂きます!
猪砂 勝太副将(慶應義塾志木高等学校)
Q. 高校野球のどんなところが好きですか?
金澤 了哉(以下「金澤」):ひとつひとつのプレーが全力であるところです!
猪砂 勝太(以下「猪砂」):負けたら終わりのトーナメント戦という緊張感のなかで、どんな番狂わせが起きてもおかしくないという面白さがあります!
Q. 一番好きな練習は何ですか?
金澤:フリーバッティングが好きです!
猪砂:僕は、ピッチングです!
Q. 一番きついと感じる練習は何ですか?
金澤:自分たちで考えて行う練習です。
猪砂:確かに、自主練ですね。自分の課題を自分で見つけ、自分で克服する難しさを目の当たりにしています!
Q. 自主練が難しい。なかなか深いですね。引退までにこの高校と対戦してみたいという高校はどこですか?
金澤:浦和学院。埼玉で1番強いチームと試合をしたい!
猪砂:東京成徳大深谷です。自分たちと同じようにスター選手不在のチームで結果を残しているので。
Q. 一番好きな応援歌は何ですか?
金澤:「若き血」です!
猪砂:「ダッシュ慶應」が好きです!
Q. 野球をする上でモットーにしている、好きな言葉は何ですか?
金澤:「練習ハ不可能ヲ可能ニス」
猪砂:「慎重かつ大胆に」
指導者が語る!このチームの強み
■柴田 康男監督に質問!
Q. 今年のチームは、新チームが始まってから、どのようにチームを作り上げ、また夏に向けてどんなチームを目指してきたのでしょうか?このチームの強みとともに、教えてください。
「練習ハ不可能ヲ可能ニス」これに尽きると思います。そのためには同じ失敗を繰り返さない工夫をすること、それがこのチームの課題です。
各自が自分のプレーに向き合って自分で考えるために自主練の週1回は必ず時間をとってきました。取り組む姿勢も良くなってきたので、冬を越えて打撃力が大きく向上し、エース石井も力強く安定したピッチングが出来るようになりました。エラーで失点しても我慢して、ゲームの流れをつかんで後半に勝負する。そういう試合ができるようになりたいですね。
今年のチームは、選手全員で相手チームを観察し、どうやって勝てるかを考えようとしているところが強みだと思います。夏の大会では、下手でも泥臭くても、気持ちで負けずに相手より1点多くとって勝てるチームになりたいと思います。日々の生活を含めた総合力が勝負を決める、と信じています!
お話を聞かせていただき、ありがとうございました!