県立淡路三原高等学校(兵庫)
兵庫県立淡路三原高等学校は、兵庫県南あわじ市にある淡路島の県立高校。兵庫三原高校と志知高校の統合で2007年に開校しました。
学校として郷土芸能の伝承活動を積極的に行っており、特に兵庫三原高校時代に生まれた郷土部は、淡路人形の伝承に取り組み、人形浄瑠璃を練習、上演しています。三味線の伴奏による浄瑠璃と人形の操作まで生徒たちでこなし、海外公演も成功させるなど、その活動は本格的。淡路の文化を世界に発信し、次世代へとつないでいます。
その他の部活動も盛んで、書道部や野外活動部、放送部などが全国大会出場経験を持ちます。また、野球部の先輩には、兵庫三原高校時代の卒業生で南海ホークスに入団した岡本 圭右さんがいます。
昨秋は地区予選を突破し県大会に出場。準々決勝まで勝ち進んだ須磨翔風と1回戦で対戦し、延長10回1点差ゲームを繰り広げました。
激戦区兵庫を勝ち抜くために、日々精一杯練習をしているという淡路三原野球部を主将の阿萬田 旭哉君に紹介していただきましょう!
チーム基本情報を紹介!
Q. 部員数は何人いますか?
1年生が6人、2年生が14人、3年生が17人の合計37人です!
Q. 平日の練習時間は何時から何時までですか?
16時から19時30分までやっています!
Q. 練習グラウンドの環境を教えてください。
グラウンドをサッカー部、ソフト部と共用で使っています。
今年のチームについて
Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を3つ教えてください。
「打撃」「声」「元気の良さ」の3つです。
Q. 今は夏に向けて、何を課題として練習を行っていますか?また、新チーム発足以来成長したと感じることを教えてください。
課題は、一つ一つ取れるアウトを確実に取っていくことと、セーフティバント、エンドラン、バスター等の小技を確実に決めることです。
また、成長したところは、チームとして次の塁を狙う意識が高くなったところと、個人個人が自分の考えを持ってプレーしているところです!
Q. 積極性が増したようですね!春季大会を振り返って、収穫や課題などは見つかりましたか?
「自分たちはまだまだなんだ」ということが分かったことが収穫です。課題は勝利への強い気持ちです!!
Q. 勝利にこだわる気持ちは、最後の粘りにつながりますね!夏の大会はどのような試合運びで、勝利を積み重ねていきたいですか?
試合を作ることができる投手がいるので、守備からリズムを作り、先制、中押し、ダメ押しで5対1のスコアで勝てるような形です!
Q. 具体的な形が見えていますね!強化していく上で、守っているルールがあれば教えてください。
イニング間の移動のスピード、投手の一球一球のテンポアップです!
Q. リズムの良さを心がけているのですね。さて、夏を迎えるにあたって、どんな気持ちで練習していますか?
悔いを残さないように、一日一日精一杯練習しています。一発勝負なので、ノックなどでも簡単にミスをしたら全員で注意して、とにかく淡路島で一番良い成績を残したいです。
Q. ありがとうございます!では、このチームのキーマンを教えてください。
Q. 4人はどんな選手ですか?
船越はセンターで3番で、打ってくれるとチームが勢いづくので打撃面で引っ張ってもらいたいです!
北井はファーストで内野の中では去年から出ていて経験があるので、内野を引っ張っていってもらいたいです。
井上はとにかく、打撃を見てください!
田中は塁に出て、相手バッテリーを乱すほどの足があるので、その足に期待してください!あとは、ここぞという場面で外野からストライクの送球もウリだと思います。
それぞれ魅力的な選手ですね!ありがとうございました!
[page_break:指導者が語る!このチームの強み]続いて淡路三原高校の大谷 悠人君と川脇 和也君にお話をうかがいました!
Q. 高校野球のどんなところが好きですか?
大谷 悠人(以下「大谷」):白熱するところです!
川脇 和也(以下「川脇」):盛り上がるところです。
Q. 一番好きな練習は何ですか?
大谷:手投げのバッティングです!
川脇:ストレッチです!
Q. ストレッチですか!確かに気持ちいいですよね。一番キツいと感じる練習はありますか?
大谷:ダッシュ系、筋トレ系です。
川脇:走る系です。
Q. すぐに結果が表れませんが、続けるとベースアップにつながりますよ。引退までにこの高校と対戦してみたいという高校はどこですか?
大谷:洲本高校です。知り合いが投手をやっています!
川脇:滝川第二です。幼馴染が所属しているので!
Q. どちらも顔見知りとの対戦になりますね。一番好きな応援歌は何ですか?
大谷:「スピードスター」です。
川脇:「キューピー3分クッキング」の例の曲です。
Q. あの楽しくなるメロディですね!では最後に、野球をする上でモットーにしている、好きな言葉を教えてください!
大谷:「一球入魂」
川脇:「漁夫の利」
ありがとうございました!
指導者が語る!このチーム強み
■吉中 一美監督に質問
Q. 新チームが始まってから、どんなチームを目指し、作り上げてきたのでしょうか?
接戦を勝ちぬく勝負強さを身に付けるために、野球以外のことを大切にしようと言って指導してきました。
普段の学習活動、課題提出や家庭学習、そして学校行事への積極参加、掃除や挨拶などの学校生活の充実を意識して取り組んでいます。高校生としてのレベル向上が勝敗を分ける力の差になると信じています。
野球の試合は、その展開の中で何が起きるかわからないものです。ミスが出たり、先取点を与えても、慌てたり怯えたりすることなく練習で培ってきた力を発揮し、逆転できるチームを目指しています。
走れる選手が5~6名おり、走塁技術が伴ってくれば、機動力を発揮してビッグイニングを作ることができます。なので、走塁技術を磨いていきたいですね!
機動力野球、楽しみです。お話をお聞かせいただき、ありがとうございました!