【春季大会展望】初戦から好カード目白押しの埼玉県大会の見所!
厳しい地区予選を勝ち抜き、県大会出場を決めた41校。夏のシード権を得られるのは16校。初戦から好カードが目白押しとなっている。春季大会の見所を伝えていきたい。
浦和学院・春日部東ブロック
木下 魁(春日部東)
選抜ベスト4入りを果たし、推薦での関東大会出場が決まっている浦和学院。夏へ向けていろいろテーマを設定していきながらの戦いになると思うが、初戦の相手は好打者・小熊 隼人がチームを引っ張る山村学園に決まった。そこで新戦力が出てくるか注目だ。
同ブロックには、打線に破壊力がある昌平。若生監督が就任した埼玉栄は好投手・武藤 直也擁する不動岡と対戦。九州国際大附で監督を務めた若生氏の徹底指導の下、エースの出井 敏博が成長中。今大会注目のチームに挙がるだろう。
またこのカードの勝者は春日部共栄と対戦。春日部共栄は、エース・高野 凌治、好遊撃手・清水 頌太と昨年の主力選手を中心に着実にチーム力を高めてきた。どちらが勝ち上がっても、見応えのあるカードが予想されそうだ。
春日部東はエース・木下魁を中心に守り勝つ野球が光る。また実力校・浦和実は、1年秋から登板してきた左腕・金井 修司、本格派右腕・南雲 郁弥の二枚看板に注目だ。
花咲徳栄・川越東ブロック
高橋 佑樹(川越東)
実力校が集結したブロックで、激戦が予想されそうだ。昨秋県大会準優勝の川越東はいきなり本庄第一と対戦。川越東はエース高橋 佑樹をはじめ好選手が揃うが、一冬越えてレベルアップを遂げているかが注目ポイント。
また同ブロックには好投手・登坂 航大擁する市立川越、伝統校・上尾、また地区予選で埼玉川口相手に接戦の末、県大会出場を決めた(試合レポート)立教新座、好左腕・篠原 裕貴擁する春日部、内外野の守備力が高く、しぶとい打撃がウリの朝霞など有力校が揃っており、どの学校が勝ち上がっていても不思議ではない。
花咲徳栄は、4番大瀧 愛斗を中心とした打線の破壊力が県内でもトップクラス。また制球力の良い鎌倉 知也、左の本格派・高橋 昂也の二枚看板も強力で、上位進出が期待される。同ブロックでは、伝統校の大宮東、強打者・がチームを引っ張る富士見も面白い。
また地区予選・星野戦(試合レポート)で2ホーマーを放ち、長打力抜群の2年生スラッガー大野 亮太を中心に破壊力ある打線がウリの聖望学園は、伝統校・埼玉松山と対戦する好カードとなった。同ブロックには、近年、上位進出に加わる西武文理も登場し、厳しいブロックとなっている。
夏の大会のシード権を獲得できるのはベスト16まで。強豪校同士の対決が多く実現しており、ベスト16争いはかなり熾烈な戦いが予想されそうだ。
(文=河嶋 宗一)
コラムに登場する高校の野球部訪問は以下から!
西武学園文理高等学校(2015年03月30日公開)
春日部共栄高等学校(2014年11月20日公開)
春日部共栄高等学校(2011年06月22日公開)
花咲徳栄高等学校(2014年09月16日公開)
聖望学園高等学校(2014年09月04日公開)
聖望学園高等学校(2010年05月31日公開)
市立川越高等学校(2014年01月14日公開)