News

5連勝で首位キープ! 強い中日を支える”恐怖の8番打者”

2024.04.11


明治大時代の村松開人

中日がプロ野球セ・リーグで首位に立っている。昨シーズンは最下位に沈み、打率、安打数、本塁打数、出塁率と打撃部門で屈辱のリーグワーストをマークしてしまったチームが、まさに生まれ変わった。10日のDeNA戦に勝利して5連勝。がっちりと首位をキープした。

9日までの時点で防御率1点台はリーグ唯一。安定した投手陣に引っ張られている部分はあるが、打撃部門でも盗塁以外は、リーグワーストはない。突出した部分こそないが、野手個々が役割をきっちり果たして、効果的に得点を奪っている。

10日のDeNA戦でも長打こそないが、15安打をマーク。勝負強い打撃で小刻みに得点を重ねた。この粘り強い打撃が勝利につながっている。

そのなかで確実に自分の役割を果たしているのが、8番遊撃の村松 開人内野手(静岡高出身)。10日のDeNA戦では、自慢の足を生かした、しぶとい内野安打2本でチャンスメーク役に徹した。4月の出場6試合で安打がなかったのは1試合だけ。10日終了時点で21打数8安打、打率は.381まではね上がっている。

大卒2年目のシーズンを前に、バージョンアップに成功した。巨人の外野手として活躍した高橋 由伸の「打法」を取り入れた。打席で構えた時、投手の投球動作に合わせて、足を小刻みに動かしてタイミングを図っている。この「新打法」がしっかり結果に結びついているようだ。

昨年、ルーキーイヤーに初本塁打が満塁弾となったり、シーズン2度のサヨナラ打をマークするなど、「華のある」活躍が目立った。2年目の今季は、派手さはないが、8番打者としては十分すぎるほどの打率を残し、これからも首位中日を陰からしっかり支えていく。

 

この記事の執筆者: 浦田 由紀夫

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.20

【春季京都府大会】センバツ出場の京都国際が春連覇!あえてベンチ外だった2年生左腕が14奪三振公式戦初完投

2024.05.20

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在31地区が決定、宮城では古川学園、仙台南、岩手では盛岡大附、秋田では秋田商などがシードを獲得

2024.05.21

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在33地区が決定、岩手では花巻東、秋田では横手清陵などがシードを獲得〈5月20日〉

2024.05.21

いまも3人が現役で奮闘中! 200勝達成したダルビッシュの同期生

2024.05.21

国際武道大の新入生に、作新学院、東海大相模の主力、東海大甲府の本格派右腕、銚子商エースなどが加入!

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.17

「野球部や高校部活動で、”民主主義”を実践するには?」――教育者・工藤勇一さん【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.5】

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.19

【東海】中京大中京がコールド勝ちで17年ぶり、菰野は激戦を制して23年ぶりの決勝進出<春季地区大会>

2024.05.18

【秋田】明桜がサヨナラ、鹿角は逆転勝ちで8強進出、夏のシードを獲得<春季大会>

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?