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ロッテの開幕投手は2年連続で小島和哉! 過去13回務めた”鉄人”も

2024.03.27


ロッテ・小島和哉

2024年のプロ野球も開幕まであと僅かとなり、多くの球団で開幕投手が公表されている。

吉井理人監督が就任2年目となるロッテは、2年連続で小島 和哉投手(浦和学院出身)が開幕投手を務める。吉井監督は昨年末に中山競馬場で行われた「有馬記念前夜祭スペシャルトークショー」で「代わるかもしれないですけど」と注釈付きだったとはいえ、小島を指名した。その後、春季キャンプやオープン戦を経て、結果的にそのまま小島が開幕投手となった。

小島は昨年まで3年連続で規定投球回に到達。昨年も10勝6敗、防御率3.47と結果を残し、今年も開幕投手の大役からチームを引っ張ることが期待される。

小島は浦和学院から早稲田大を経てロッテに入団した大卒左腕。ロッテの大卒左腕で開幕投手を務めたことがあるのは、昨年の小島と園川一美(日本体育大卒)のふたりだけだ。

園川は1996年に開幕投手を務め4.2回を投げ2失点で勝ち負けはつかなかった。昨年は開幕投手に指名されていた石川 歩投手(富山・滑川出身)がコンディション不良で登板回避したため、回ってきた小島も5.1回を投げ3失点で敗戦投手となっている。今年小島が勝ち投手となれば、大卒左腕では球団初の開幕投手による白星となる。

ロッテの歴代開幕投手では、球団最多は村田兆治の13回。1975年から1982年まで8年連続で務めた後、1986年から再び5年連続で開幕投手を任された。その他に成瀬善久が5年連続、涌井 秀章投手(横浜出身=現・中日)と小宮山悟が4年連続で開幕投手を務めている。

今年で2年連続の開幕投手となる小島は、どこまで開幕投手の連続記録を伸ばすことができるだろうか。

<ロッテの過去10年の開幕投手>
※2024年は予定

2014年:成瀬善久
2015年:涌井 秀章横浜出身)
2016年:涌井 秀章
2017年:涌井 秀章
2018年:涌井 秀章
2019年:石川 歩(富山・滑川出身)
2020年:石川 歩
2021年:二木 康太鹿児島情報出身)
2022年:石川 歩
2023年:小島 和哉浦和学院出身)
2024年:小島 和哉

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この記事の執筆者: 勝田 聡

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