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いち早く開幕 二軍公式戦で阪神・山田、オリックス・堀ら高卒ルーキーが活躍!

2024.03.17


堀柊那と山田脩也

プロ野球開幕に先立って、2軍の公式戦が開幕した。ウエスタン、イースタン両リーグのシーズンがスタート。若手選手から故障明け選手、ベテランの調整など、さまざまな立ち位置の選手がプレーする舞台だが、昨年ドラフトで入団したルーキーにとっても、大事な晴れ舞台となる。

高卒ながら、さっそくこの2軍開幕戦にデビューして、活躍した選手がいる。

ヤクルト4位・鈴木 叶捕手(常葉大菊川出身)は、16日のイースタン・リーグ開幕戦に6番捕手でスタメン出場。5打数3安打2打点の活躍でチーム全打点をたたきだして勝利をもたらした。9日の2軍戦での対外試合プロ初打席には左中間への本塁打を放つなど、4打数2安打3打点と、派手なデビューを飾った。これから「打てる捕手」として期待が高まる。

阪神3位・山田 脩也内野手(仙台育英出身)は15日のウエスタン・リーグ開幕戦(対広島)で、9番遊撃でスタメン出場。初打席でいきなり中前安打を放つなど、3打数1安打2四球でチームの快勝に貢献した。プロ初の公式戦でフル出場。守備も無難にこなして非凡な高卒ルーキーぶりを発揮してみせた。

オリックス4位・堀 柊那捕手(報徳学園出身)は、「1軍デビュー」でいきなり安打を放って見せた。15日のロッテとのオープン戦に代打出場し、いきなり中前安打を放つなど2打数1安打。そこまで2軍戦では2打数無安打だったが、初ヒットが1軍の舞台。大物ぶりを見せつけている。

日本ハム4位・明瀬 諒介内野手(鹿児島城西出身)は、16日の西武戦で代打として途中出場。2打数無安打とここでは結果は出なかったが、15日まで2軍戦には3試合に出場。4打数3安打で、そのうち二塁打が2本。ここ2試合は3打数連続安打と、非凡さをアピールしている。鹿児島城西時代は152キロ右腕との「二刀流」だったが、野手として挑戦するプロで最高のスタートを切っている。

投手では、楽天7位・大内 誠弥投手(日本ウェルネス宮城出身)が14日の2軍戦に2番手で登板し、1回を無安打無失点に抑えている。

高卒ルーキーたちにとっては、まだスタートラインに立ったばかり。まだ実戦デビューしていない逸材も、じっくり調整していずれ晴れ舞台に上がってくるだろう。スタートダッシュに成功したルーキーたちとの「競争」は始まったばかりだ。

この記事の執筆者: 浦田 由紀夫

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