大内 誠弥選手 (日本ウェルネス宮城)

夏は2回戦敗退も、宮城に現れた191センチの大型右腕の潜在能力の高さは別格！

今年の宮城県高校野球には好投手が多かったが、日本ウェルネス宮城の191センチの大型右腕・大内 誠弥投手（3年）は、スカウト受けする素材として抜けていた。最速144キロの速球と変化量の大きい変化球で勝負する。この夏は2回戦敗退だったが、多数のスカウトが注目した。

投球を見るとセンスの高さが光る。直球には角度があり、指にかかった直球は見応えがある。まだ140キロ前半だが、しっかりとした肉体強化とフォーム技術が固まれば、150キロ台を連発してもおかしくない。

チェンジアップ、スライダー系の変化球の精度も高く、しっかりと低めに落とすことができている。投球フォームも左腕のグラブを高々と掲げて振り下ろす。筋力トレーニング、フォーム技術の強化次第では、もっと速い速球を投げてもおかしくない。

現時点のパフォーマンスでは、下位指名か育成指名かもしれないが、3、4年後には、豊作と呼ばれている今年の大学生右投手を凌駕する投手になる可能性はある。育成に自信がある球団にとってはおすすめの投手といえる。