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楽天則本が”プロ初セーブ” 達成! すごいストッパーになりそうなこれだけの理由

2024.03.03


則本 昴大

楽天・則本 昂大投手(八幡商出身)が、2日の広島とのオープン戦で、「プロ初セーブ」をマークした。2点リードで迎えた9回に5番手として登板。先頭打者に安打を許したが、後続を3人で仕留めて試合を締めくくった。

今季から「クローザー」転向が決まっている。対外試合では、これまで中継ぎ登板だったが、3試合目の登板で初めてクローザーを務めて、その役目をきっちり果たした。今江監督も「これくらいはやってくれる投手」と目尻を下げたという。

この日のアウト3つのうち、2つが三振だった。本人にすれば、これが大きな収穫だったに違いない。これまで2試合、打者8人に対して三振はゼロ。「奪三振ショー」が武器の則本らしい部分が見られなかったが、この日はようやく「らしさ」が見られ、クローザーとして成功する可能性を感じさせた。

これまでは先発投手として活躍。2013年から5年連続で最多奪三振のタイトルを奪うなど、三振の取れる「熱い」投球を見せてきた。8試合連続2ケタ奪三振の日本記録保持者でもある。14年からは4年連続してシーズン200奪三振以上もマークしてきた。ここ2年は奪三振率が低下していただけに、クローザー転向で、「奪三振ショー」復活も期待できそうだ。

これまで、先発からクローザーに転向して成功した投手は多い。オリックス・平野 佳寿投手(京都・鳥羽高出身)や、元巨人、メジャーで活躍した上原浩治氏に、「炎のストッパー」と呼ばれた元広島の故津田恒実氏は、先発から転向して一時代を築くことに成功した。3人に共通しているのは、クローザーとなってから奪三振率が向上したことが挙げられる。則本もまた、過去の右腕同様に「復活」する日がくるかもしれない。

楽天でも指揮を執ったことがある故野村克也氏は、則本を高く評価していた。自分が楽天監督の時に獲得してくれなかったことを「ぼやく」と同時に、自分が監督なら日本シリーズで1イニング限定のクローザーとして起用することも考えていたという。野性味あふれるマウンド度胸と、野村氏が好きな「外角低め直球」の制球力、さらに面構えがいいと絶賛していた。

球界のレジェンドも「太鼓判」を押すクローザー則本。シーズンは始まってないが、なんか凄いクローザーになるかもしれないと、勝手に思っている自分がいる。

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この記事の執筆者: 浦田 由紀夫

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1 Comment

  1. 匿名

    2024-03-06 at 3:05 PM

    侍ジャパン頑張って

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