News

【センバツ出場校ランキング】モイセエフが本塁打、打点でもトップで今大会の「三冠王」

2024.03.03


モイセエフ・ニキータ(豊川)・ラマル・ギービン・ラタナヤケ(大阪桐蔭)・高橋 徹平(関東一)

第96回選抜高校野球大会(センバツ)が、3月18日から阪神甲子園球場(兵庫・西宮市)で開催される。出場が決まった32校は、同8日の抽選を経て、本番へと向かう。今回のセンバツにまつわるさまざまなランキングを調べてみた。

出場32校メンバーで、昨年秋の公式戦で本塁打を2本以上放った選手のランキングは以下の通り。

1位 6
モイセエフ・ニキータ外野手(2年)=豊川
2位 5
ラマル・ギービン・ラタナヤケ内野手(2年)=大阪桐蔭
3位 3
高橋 徹平内野手(2年)=関東一
4位 2
吉川 勇大内野手(2年)=青森山田
蝦名 翔人内野手(1年)=青森山田
武田 勇哉内野手(2年)=常総学院
小泉 蒼葉捕手(1年)=宇治山田商
宍戸 琥一外野手(2年)=愛工大名電
萩原 獅士内野手(2年)=星稜
杉浦 智陽外野手(1年)=京都外大西
白井 颯悟内野手(1年)=耐久
亀谷 理仁外野手(2年)=創志学園
住江 慶次郎内野手(2年)=阿南光
福田 修盛外野手(2年)=阿南光
的場 航輝内野手(2年)=明豊
藤本 塁守内野手(2年)=東海大福岡
山本 陣世内野手(2年)=田辺

豊川(愛知)のモイセエフが圧倒している。ロシア人の両親を持つ左打者で、公式戦17試合6発。地区予選で6試合3発を放つと、愛知大会、東海大会、明治神宮大会とそれぞれ1本ずつを放った。特に明治神宮大会の星稜(石川)戦で放った右翼席へのソロは、高々と舞い上がる打球で強烈な印象を残した。続くのは大阪桐蔭(大阪)のラタナヤケで5本。スリランカ人の両親を持つ右の大砲が、今年の大阪桐蔭の軸となっている。

ちなみに練習試合を合わせた本数では、大阪桐蔭のラタナヤケが11本。愛工大名電・宍戸が8本、阿南光・福田、創志学園・亀谷、健大高崎横道 周悟外野手(2年)が7本を放っている。(豊川は練習試合のデータなし)

打点のランキングも調べてみた。各校で試合数が異なるため、1試合平均の打点で順位をつけてみた。

1位
1.88(32打点)モイセエフ・ニキータ外野手(2年)=豊川
2位
1.78(16打点)森山 竜之輔内野手(2年)=健大高崎
3位
1.75(21打点)ラマル・ギービン・ラタナヤケ内野手(2年)=大阪桐蔭
4位
1.67(20打点)大栄 利哉捕手(1年)=学法石川
1.67(10打点)中道 航太郎捕手(2年)=別海
6位
1.64(18打点)熊谷 俊乃介捕手(2年)=関東一
7位
1.57(11打点)吉井 天星内野手(1年)=北海
8位
1.45(16打点)高橋 徹平内野手(2年)=関東一
9位
1.43(10打点)山本 陣世内野手(2年)=田辺
10位
1.40(14打点)相馬 悠人内野手(2年)=京都外大西
11位
1.33(16打点)只石 貫太捕手(2年)=広陵
1.33(12打点)原田 純希内野手(2年)=青森山田
1.33(12打点)箱山 遥人捕手(2年)=健大高崎
1.33(12打点)横道 周悟外野手(2年)=健大高崎

打点部門でもモイセエフがトップ。17試合で32打点を挙げて勝利に貢献してきた。モイセエフは打率も.571でトップ。本塁打、打点と合わせて、今センバツ選手の「三冠王」となっている。

ランク入りした14人中、5人が捕手。勝負強く、打力のある捕手が今大会でどこまで活躍してくれるのか、楽しみでもある。

<関連記事>
◆【一覧】センバツ出場32校
◆【一覧】今年も逸材揃い!センバツ注目選手リスト
◆センバツ組み合わせ抽選は「地区対抗方式」!同一地区は8強まで対戦せず
◆【センバツドラフト候補・注目野手編①】新基準バットも関係ない!ラマル、モイセエフなど大会を盛り上げる8人のスラッガーたち!
◆【センバツドラフト候補・注目野手編②】7人の逸材遊撃手を紹介! 中央学院の“今宮健太2世”の強肩、元ロッテ投手の父を持つ健大高崎大型遊撃手など

この記事の執筆者: 浦田 由紀夫

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.22

【愛知・全三河大会】三河地区の強豪・愛知産大三河が復活の兆し!豊川を下した安城も機動力は脅威

2024.05.23

春季関東大会でデビューしたスーパー1年生一覧!名将絶賛の専大松戸の強打者、侍ジャパンU-15代表右腕など14人がベンチ入り!

2024.05.22

【宮城】仙台育英は逆転勝ち、聖和学園が接戦を制して4強入り<春季県大会>

2024.05.22

【北信越】帝京長岡の右腕・茨木に注目!優勝候補は星稜、23日に抽選会

2024.05.22

【秋田】明桜と横手清陵がコールド勝ちで4強入り<春季大会>

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.05.17

「野球部や高校部活動で、”民主主義”を実践するには?」――教育者・工藤勇一さん【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.5】

2024.05.20

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在31地区が決定、宮城では古川学園、仙台南、岩手では盛岡大附、秋田では秋田商などがシードを獲得

2024.05.19

【東海】中京大中京がコールド勝ちで17年ぶり、菰野は激戦を制して23年ぶりの決勝進出<春季地区大会>

2024.05.20

【春季京都府大会】センバツ出場の京都国際が春連覇!あえてベンチ外だった2年生左腕が14奪三振公式戦初完投

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.29

【岩手】盛岡中央、釜石、水沢が初戦を突破<春季地区予選>

2024.04.23

床反力を理解しよう【セルフコンディションニングお役立ち情報】

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?