News

2018春夏連覇「大阪桐蔭4人衆」の現在地 明暗分かれた逸材たちのプロ5年目

2023.12.16


藤原恭大、根尾昴、柿木蓮、横川凱

12月になり、12球団の編成はある程度、固まってきた。ここで高校時代、話題となった選手たちの現在地を紹介したい。今回は2018年、甲子園を沸かせ、春夏連覇を達成した大阪桐蔭の4人衆を紹介していきたい。

まず、二刀流として名を馳せた根尾 昂投手(中日)は高卒4年目から投手へ転向。今年はわずか2試合登板に終わったが、防御率0.71の好成績。ファームでは先発中心の登板で、76回を投げた。レギュラーシーズン後に行われたフェニックスリーグでは3試合で防御率1.29の好成績を残しており、来シーズンはブレイクに期待がかかる。

ロッテドラフト1位で入団した藤原 恭大は5年目で今季103試合、3本塁打、21打点、打率.238とキャリアハイの数字。来季は成績の質を高めることができるか。

巨人4位の大型左腕・横川 凱投手は20試合のうち、16試合に先発。4勝8敗に終わったが、84.1回を投げたことは来季につながるはずだ。18年夏の甲子園で優勝投手となった柿木 蓮投手は今季一軍登板はなく、育成選手へ降格。それでもファームでは33試合で3セーブ、防御率2.21と内容自体は悪くないので、来季はキャンプからアピールしていきたい。

一軍で活躍した藤原、横川。二軍中心だった根尾、柿木も奮闘している様子が伝わった。勝負の6年目で結果を残せるか注目だ。

【関連記事】
春2連覇と春夏連覇を同時達成。「最強世代」と呼ばれた2018大阪桐蔭

この記事の執筆者: 田中 裕毅

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.06.15

西東京大会は激戦ブロックが続出!昨夏甲子園出場の日大三は国士舘と同ブロック!【2024年夏の甲子園】

2024.06.15

東東京の横綱に上り詰めた帝京、関東一の軌跡~前田三夫と小倉全由、2人の名将~【東西東京大会50周年物語③】

2024.06.15

【福島】日大東北がサヨナラ勝ち、帝京安積はコールド勝ちで4強入り<春季支部選手権大会>

2024.06.15

今年の東京は「スラッガー大豊作世代」! 超進学校に現れた「プロ入り明言」の二刀流、木製で本塁打量産の早実のスラッガーなどが夏を盛り上げる【注目選手リスト】

2024.06.15

“超不人気”だった東京の高校野球を「3つの出来事」が変えた! 東京ローカルチーム・桜美林の全国制覇、都立高の甲子園出場、そして……【東西東京大会50周年物語②】

2024.06.14

【福岡】九州国際大付は小倉商、東海大福岡は小倉南、春日は大川樟風、福岡大大濠は輝翔館と対戦【2024夏の甲子園】

2024.06.11

センバツ出場・東北のレギュラー左翼手がプロボクサー挑戦へ! エースはENEOS、主力は國學院大、国士舘大などへ進学【卒業生進路】

2024.06.14

15日に夏の甲子園抽選会!超激戦区・愛知が誇る逸材を一挙紹介!素材の宝庫・愛工大名電、中京大中京の149キロ右腕…そしてモイセエフはどこまで成長したのか?今年も全国クラスの逸材が点在!【注目選手リスト】

2024.06.11

【北海道】十勝支部は12日に抽選会!帯広大谷、白樺学園の初戦の相手に注目<夏の甲子園予選組み合わせ>

2024.06.11

【北海道】旭川支部の抽選会は12日!旭川実、旭川志峯など強豪の初戦の相手に注目<夏の甲子園予選組み合わせ>

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.05.21

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在33地区が決定、岩手では花巻東、秋田では横手清陵などがシードを獲得〈5月20日〉

2024.05.19

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在30地区が決定、青森では青森山田、八戸学院光星がシード獲得

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.05.20

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在31地区が決定、宮城では古川学園、仙台南、岩手では盛岡大附、秋田では秋田商などがシードを獲得