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【センバツ21世紀枠推薦校予想】近畿は智辯和歌山撃破の田辺が1歩リードか、育英破った尼崎工が対抗

2023.11.30


来年春の第96回選抜高校野球大会の21世紀枠出場選考に向けて、12月8日に各地区推薦の9校が発表される。すでに北海道をのぞく各都府県の推薦校が出揃い、そのなかから地区推薦が選出されるが、その推薦校を予想してみることにする。
近畿地区では、和歌山の田辺が1歩リードしているとみている。実績では他校より優位で、なんといっても準決勝で智辯和歌山に勝利したポイントは高い。甲子園の常連校で県内では実力No.1の強豪に中盤まで食らいつき、終盤に一気に逆転しての勝利と、戦いぶりも堂々としていた。市立和歌山にも勝利するなど、決してフロックではないことも評価される。近畿大会でも初戦敗退はしたが、こちらも甲子園で結果を残している京都国際(京都)に延長10回タイブレークの末に惜敗と、善戦を演じた。

古豪でもある興国(大阪)と、創部5年目の京都精華(京都)は私立校でもあり、選出は難しいだろう。その他、地域活動を行い文武両道を掲げる奈良北(奈良)と草津東(滋賀)は田辺に比べると、インパクトにやや欠ける。
尼崎工(兵庫)は創意工夫を行って練習環境を整備して結果を残した。強豪の育英を破るなどの快進撃を見せてはいるが、準々決勝でに完封負けしていることが、どう影響するか。
田辺にとっては、同じ和歌山の耐久が一般枠で選ばれることが有力というマイナス面こそあれ、それを補ってあまりある活躍が期待されると見込まれ、田辺が推薦校に選ばれるとみている。

近畿地区の21世紀枠県推薦校の秋季大会成績
【滋賀=草津東(県8強)】
1回戦 6-5 大津商
2回戦 4-1 彦根翔西館
3回戦 4-1 彦根東
準々決勝 0-9 滋賀学園

【奈良=奈良北(県4強)】
2回戦 26-0 西和清陵
3回戦 7-5 高田
準々決勝 10-9 橿原学院
準決勝 0-14 奈良大付
3位決定戦 0-6 高田商

【和歌山=田辺(県準優勝)】
1回戦 4-1 和歌山北
2回戦 3-0 那賀
3回戦 5-2 高野山
準々決勝 9-2 市立和歌山
準決勝 5-2 智辯和歌山
決勝 3-5 耐久
近畿大会1回戦 2-3 京都国際

【京都=京都精華(府8強)】
2回戦 10-0 東舞鶴
3回戦 10-3 宮津天橋
4回戦 4-2 龍谷大平安
準々決勝 2-9 立命館宇治

【大阪=興国(府3位)】
2回戦 10-0 大阪国際
3回戦 7-0 
4回戦 7-1 三国丘
5回戦 7-3 清教学園
準々決勝 3-2 阪南大高
準決勝 0-8 履正社
3位決定戦 7-0 桜宮
近畿大会1回戦 0-2 近江

【兵庫=尼崎工(県8強)】
阪神地区1回戦 6-4 尼崎北
阪神地区2回戦 6-2 伊丹北
阪神地区代表決定戦 2-0 市立西宮
1回戦 7-0 須磨東
2回戦 2-0 市立尼崎
3回戦 2-1 育英
準々決勝 0-5 

この記事の執筆者: 鎌田 光津希

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