報徳学園が中央学院との接戦を制し、昨年に続いて2年連続決勝
今朝丸 裕喜、西村 大和(報徳学園)※写真は過去の取材より
<第96回選抜高校野球大会:報徳学園4-2中央学院>◇30日◇準決勝◇甲子園
昨年準優勝の報徳学園(兵庫)が中央学院(千葉)との接戦を制して、昨年に続いて決勝進出を決めた。
初回に斎藤 佑征内野手(3年)の適時打で1点を先制。同点とされた直後の4回裏にセーフティースクイズなどで2点を奪って勝ち越すと、5回には山岡 純平内野手(2年)の適時打で突き放した。
先発の間木 歩投手(3年)は9回途中まで2失点と好投。最後は2死二、三塁と、一打同点のピンチでマウンドに上がった2番手・今朝丸 裕喜投手(3年)が、最後の打者を打ち取って勝利を手にした。間木は「大阪桐蔭を破ったあとに決勝戦で負けた悔しさがあるので、その試合に勝つことができて嬉しい。直球、変化球の投げ分けはうまくできたが、9回を最後まで投げきれなかったのは悔いがある」と振り返った。
大角監督は「去年の決勝進出より全然、心境が違う。私自身、どこか気の緩みがあったことを反省している。主将の間木が開会式で準優勝旗を返したのが悔しかったと語っていて、その悔しさを晴らす舞台がやってきたと思います」と決勝に向けて気持ちを新たにしていた。
中央学院は最後の最後まで報徳学園を追い詰めたが及ばなかった。昨年秋、千葉大会で敗者復活から勝ち上がり、つかんだセンバツの舞台。甲子園初勝利から4強まで勝ち上がった自信を胸に夏に向かう。
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