【センバツ4強戦力分析】今朝丸&間木の2枚看板が盤石な報徳学園!魔曲「アゲアゲホイホイ」も大きな味方だ!
報徳学園の今朝丸 裕喜、間木 歩※写真は過去の取材より
第96回選抜高等学校野球大会は30日に準決勝、31日に決勝戦が行われる。
昨年のセンバツ準優勝校・報徳学園は、これまで2度の甲子園優勝経験がある。2002年以来22年ぶりの優勝を狙える実力、雰囲気がある。
■データ・勝ち上がり
総得点 13
総失点 4
チーム打率.283
1回戦 愛工大名電 3-2
2回戦 常総学院 6-1
準々決勝 大阪桐蔭 4‐1
■盤石の間木と今朝丸の2枚看板
報徳学園は初戦から愛工大名電、常総学院、大阪桐蔭と全て強豪が対戦相手だったが、背番号1の間木 歩投手(3年)、背番号10の今朝丸 裕喜投手(3年)の2枚看板で抑え込んできた。
大会No.1右腕の呼び声が高い今朝丸は、愛工大名電戦で7回を投げ1失点。大阪桐蔭戦では1失点完投勝利。140キロ後半の速球、スライダー、フォーク、カーブを投げ分け、強力打線を封じた。
間木は愛工大名電戦で3回1失点の好リリーフ。先発した常総学院戦では8回1失点とこちらも安定感抜群の投球。準決勝の中央学院戦では先発が予想され、しっかりと試合を作っていきたい。
優勝するにはこの2人が仕事するのが絶対条件だ。
■堅い守備を見せる内野陣、土壇場で力を発揮する打撃に注目
2投手を盛り立てる内野陣の守備が非常に堅い。ここまで3試合28イニングで、わずか1失策。特に二塁・山岡 純平内野手(2年)、三塁・西村 大和内野手(3年)、遊撃・橋本 友樹内野手(2年)の3人の守備技術の高さは今大会No.1だ。普段から実戦形式の練習を多く行い、緊張感のある中で作り上げてきた。
打撃は初戦のサヨナラ打を放った斎藤 佑征内野手(3年)が打率.583を記録。今年のチームで一番打撃技術が高い3番西村 大和内野手(3年)は打率.364を記録。
一発を打てる打者はいないが、勝負どころで力を発揮できる打者が多いことに加え、どの選手も脚力が高く、全力疾走を心掛け、エラーを誘いやすい。相手投手からすると嫌らしさを感じる。ここまで好投手続きだったブロックで、14得点、チーム打率.283は悪くはない。
西村大和(報徳)※写真は過去の取材より
■大声援をバックに22年ぶりの優勝を
4強進出の中でも守備力、投手力の高さは一番だろう。このチームの切り札・今朝丸をうまく温存する形で決勝戦に臨むことができれば、優勝は大きく近づくのではないか。
地元にある高校ということで、ファンからの人気も高く、攻撃時の大声援は準決勝進出4チームの中で一番大きい。特にチャンス時の「アゲアゲホイホイ」は、球場全体を巻き込む「魔曲」となっている。報徳学園の選手たちにとって大きな味方であり、22年ぶりの優勝を掴んでいきたい。
【ベンチ入り選手】
間木 歩投手(3年)
徳田 拓朗捕手(3年)
斎藤 佑征内野手(3年)
山岡 純平内野手(2年)
西村 大和内野手(3年)
橋本 友樹内野手(2年)
辻本 侑弥外野手(3年)
福留 希空外野手(3年)
安井 康起外野手(3年)
今朝丸 裕喜投手(3年)
吉川 大進投手(3年)
操野 拓真捕手(3年)
西川 成久外野手(3年)
安田 羽瑠内野手(3年)
貞岡 拓磨内野手(3年)
伊藤 功真投手(3年)
星山 豪汰投手(3年)
馬場 啓太捕手(2年)
金本 遊森外野手(2年)
田村 惺外野手(3年)
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