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編集部が選ぶ甲子園中心のU-18代表、甲子園大活躍の本格派、トップバッターを選出

2023.08.20


 高校野球ドットコムの人気企画となった「仮想U-18代表企画」。高校野球ドットコムが考えたオールスターチームを紹介する。

 今回、編集部は2パターンのチームの編成を考えた。

・甲子園出場選手中心の仮想U-18代表
・スケールが大きいドラフト候補中心のロマン型U-18代表

 甲子園出場選手中心では、実際に選考委員会が選びそうな、「ザ・高校野球」のような実戦力が高い選手の編成。ロマン型はドラフト候補のオールスターで長い目で見れば、上のステージで活躍する可能性が高いドリームチーム。

 ロマン型はポテンシャルが高い一方で、脆さもあるので、勝てるチームではないかもしれないが、野球ファンをワクワクさせる編成となっている。

 まず甲子園出場選手中心の編成はこのようになった。

【投手】
前田 悠伍大阪桐蔭
玉木 稜真東海大星翔
湯田 統真仙台育英
東恩納 蒼沖縄尚学
高橋 煌稀仙台育英
森 煌誠徳島商
新岡 歩輝クラーク記念国際
武田 陸玖山形中央
杉山 遙希横浜

【捕手】
尾形 樹人仙台育英
新妻 恭介浜松開誠館

【内野手】
佐々木 麟太郎花巻東
真鍋 慧広陵
高中 一樹聖光学院
森田 大翔(履正社)
百崎 蒼生東海大星翔
宮尾 日向専大松戸

【外野手】
丸田 湊斗慶應義塾
寿賀 弘都英明
松本 大輝(智辯学園

 玉木 稜真東海大星翔)は140キロ中盤の速球と、スライダー、チェンジアップが魅力のサイドハンド。

 東恩納 蒼沖縄尚学)は今夏、沖縄大会から甲子園3回戦の創成館(長崎)戦の7回まで無失点を見せた好投手。速球に強い打者も面食らう140キロ前半ながら伸びのある直球と、切れ味抜群のスライダーが魅力。慶應義塾(神奈川)打線でも分かっていても打たれないほどの直球の伸びと、空振りしてしまうスライダーの精度の高さがあった。

 高橋 煌稀仙台育英)は長身から繰り出す140キロ中盤の速球で圧倒する本格派右腕。球速表示以上に伸びのある直球が魅力だ。

 森 煌誠徳島商)は愛工大名電相手に1失点完投勝利を見せた。常時140キロ中盤の速球とスプリットを武器とし、パワーピッチングを得意とする。プロ志望ならロマンに入れてもおかしくない逸材。

 新岡 歩輝クラーク記念国際)は右サイド気味から常時140キロ中盤の速球で押す。花巻東(岩手)の佐々木 麟太郎内野手(3年)をねじ伏せた直球は見事で、巧みな投球術を見せる。元々遊撃手でもあり、フィールディングも抜群。

 尾形 樹人仙台育英)は総合力が高い捕手。知性が優れ、まさに司令塔というべき存在。

 新妻 恭介浜松開誠館)は甲子園で本塁打を放ち、評価急上昇中の捕手。抜群の強肩も魅力。

 宮尾 日向専大松戸)は抜群の脚力、高いコンタクト力を生かした判断力の高いプレーを次々と見せる。まさに野球小僧だ。

 高中 一樹聖光学院)は野球センスがあり、走攻守三拍子揃った遊撃手だ。

 外野手では丸田 湊斗慶應義塾)に注目。抜群の俊足に、長打力、高いコンタクト力を備えた打撃を含めた積極的なプレースタイルが持ち味。トップバッターとして理想的な選手だ。

 寿賀 弘都英明)は投げても140キロ超えをマークし、打っても快打連発の二刀流だ。

この記事の執筆者: 田中 裕毅

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