鹿児島vs加世田
加世田が暴投で無念のサヨナラ負け
<第105回全国高校野球選手権鹿児島大会:鹿児島3-2加世田>◇12日◇2回戦◇鴨池市民
前日(11日)の雨で唯一順延となった一戦は、鹿児島・森山 颯投手(3年)、加世田・小宮 康輔投手(3年)、両先発右腕の好投などで、1点を争う緊迫した展開となった。
鹿児島は2回、1死一、三塁から一走・米倉 伸哉主将(3年)が二盗。捕手からの送球を受けた二塁手の三塁送球が悪送球となり1点を先制した。
鹿児島のエース森山は6回まで1人の走者も出さないパーフェクト投球だった。
終盤に入った7回、加世田は先頭の1番・神園 駿汰主将(3年)が四球を選んで初めて出塁すると、二盗を決め、2番・小宮が内野安打。一塁悪送球となる間に神園が生還し同点に追いついた。なおも無死二、三塁と好機が続き、4番・福山 雅人(2年)は三振となったが振り逃げを阻止しようとした送球が、一塁悪送球となり、逆転に成功した。
その裏、鹿児島は1番・岡元 暉志(3年)の犠飛で同点に追いつく。
9回裏、2死三塁から鹿児島は暴投で決勝点を挙げ、サヨナラ勝ちした。
取材=政純一郎