ドラフト期待度ランキング2023 20位~11位 全国レベルの本格派右腕&左腕を多数選出!高卒プロ入りの可能性も!
日當 直喜(東海大菅生)
期待度ランキング
・30位-21位
全国レベルの二刀流、好捕手、好遊撃手、スラッガーなどを選出!
・20位-11位
全国レベルの本格派右腕&左腕を多数選出!高卒プロ入りの可能性も!
・10位-1位
世代を代表する剛腕、スラッガーが集う中で、今年の暫定No.1になったのは?
一覧
・2023年高校生ドラフト候補リスト
・2023年大学生ドラフト候補リスト
・2023年社会人ドラフト候補リスト
2023年の幕が開けた。今年も大人気企画である期待度ランキングがスタート。今回は20位から11位の逸材を紹介したい。高卒プロ入りの可能性を持った逸材ばかりだ。
今年の京都を代表する二刀流。本人は高卒プロを狙っており、それを目指せるポテンシャルがある。太ももの大きさは21年の高校生を代表する強打者・前川 右京外野手(智辯学園ー阪神)を思い出す。いつでもフルスイングを心がけ、強烈な打球を飛ばし、外野席上段へ本塁打を飛ばすことも。投手としても140キロ前後の速球を投げるが、次のステージでは野手で勝負したい気持ちが強い。果たしてこの1年、トップレベルの活躍を見せることができるか。
アピールポイント 京都府を代表する二刀流 ポテンシャルの高さを最大限に発揮できるか
日本文理(新潟)が誇る速球派右腕。前チームのエース・田中 晴也投手(ロッテ)とは速球の球質が違うのが特徴。田中はキレ型の直球を投げるが、高橋は球質が重い直球を投げることができる。昨秋の北信越大会では苦しい投球に終わった。世代トップクラスの馬力を誇る剛腕はこの1年、どれだけ総合力を高めることができるか。
アピールポイント 威力抜群の140キロ中盤の速球は魅力 前チームの田中(ロッテ)にはない球質が重い直球を投げる
強打の智辯和歌山(和歌山)を牽引するスラッガー。振り幅が大きいスイングで次々と本塁打を量産する。外野手としても強肩で、見ていて惚れ惚れするほどの逸材だ。再び全国の舞台で思う存分、パワフルな打撃をアピールできれば、高卒プロ入りの可能性は十分にある。
アピールポイント パワフルなスイングから次々と本塁打を量産するスラッガー
昨年の明治神宮大会で評価が急上昇し、現段階で高校生No.1遊撃手と呼べる。安定した遊撃守備で多くのアウトを演出し、ミート力の高い打撃で次々と安打を連発。技術的にも最も高度で、心身の成長が大きくパフォーマンス向上につながっていたため、この順位とした。仙台育英(宮城)は好遊撃手を多くプロに輩出しているが、先輩と比較しても負けていないといえる。秋までNo.1遊撃手として活躍できるか。
アピールポイント 全国大会でも活躍を見せる世代トップクラスの遊撃手
ポテンシャルの高さだけではなく、キャラも濃い剛腕。190センチの長身から繰り出す最速148キロの直球と鋭く落ちる変化球の精度も高い。どんなにピンチを迎えても、飄々と切り抜けてしまうなど、つかみどころがない投手だ。
前チームのエース・鈴木 泰成投手とタイプは違うが、プロを狙える才能とマインドを持っている
アピールポイント つかみどころがない剛腕。走者を毎回出しても最少失点に切り抜ける粘り強さがある
[page_break:15位〜11位]仁田 陽翔(仙台育英)
昨年、152キロ右腕・赤羽 蓮投手がソフトバンクから育成1位指名を受けたが、赤羽は剛速球を投げる素質の高さがあった。木村は総合的に優れた投手だろう。すでに140キロ中盤の速球が投げられ、変化球の精度も高く、完投能力がある。打撃センスもあり、取材を通じて次のステージで必要なマインドの強さをひしひしと感じられた。木村は本指名を狙える実力を持った投手だと評価している。今春の県大会では、多くのスカウトが訪れるのではないか。
アピールポイント 伸びのある140キロ前半は魅力的。完投能力もある
下級生の時から140キロ後半の速球を投げ込む剛腕として話題となっていた逸材。昨夏も登板していたが、まだ公式戦の大活躍はない。それでも、フォームの良さで140キロ後半の速球を投げ込む素質の高さがあり、あとはどれだけ投手としてアピールできるか注目が集まる。この春は九州大会出場を狙うつもりで、活躍をしてほしい。
アピールポイント 細身の体型から繰り出す140キロ後半の速球が持ち味
星稜(石川)の大エースとして活躍した奥川 恭伸投手(ヤクルト)を彷彿させる逸材。
もっと上の順位にいないといけないぐらいこの投手の素質は、ずば抜けている。体全体をうまく使った投球フォームから繰り出す140キロ中盤の速球と、切れ味鋭いスライダーのコンビネーションで翻弄する投球が光る。もっと直球がボリュームアップすれば、さらに見栄えするだろう。
ポテンシャルの高さからは、10位以内にいないといけない投手。ただ、このオフ期間で目の色を変えて取り組めば、世代トップクラスの投手になれる可能性は秘めている。
アピールポイント 躍動感のある投球フォームから140キロ中盤の速球とスライダーを投げ込む完成度の高さは随一
上尾シニア時代から評判の好投手。目につくのは滑らかな体重移動が光るフォームから繰り出す140キロ前半の速球は伸びがあり、素質の高さを感じさせる。春になれば、どんなパフォーマンスを発揮するのか、楽しみだ。今春のセンバツ出場に前進している立場でもあり、秋以上の投球を実現できれば、評価は自ずと上がっていくのではないだろうか。
アピールポイント 140キロ前半ながら、伸びのある球質は魅力。フォームもよく、数字以上に見栄えする投手
昨夏の甲子園で147キロをマークし、注目を浴びた速球派左腕。昨秋から公式戦での登板機会が増えて、コンスタントに145キロをマークするようになり、昨秋の明治神宮大会の準決勝・大阪桐蔭(大阪)戦では、前田 悠伍投手(2年)を上回る平均球速をたたき出していた。今年の仙台育英(宮城)ナインで、NPBドラフト上位を狙えると思わせ、この1年、才能開花の兆しが見える投球を期待したい。
アピールポイント 左腕ながら145キロを連発。鋭角な曲がりを見せるスライダーも武器
(記事=河嶋 宗一)