大阪桐蔭優勝で幕を閉じた第94回センバツの「高校野球的ベストナイン」を発表!!大活躍した9人を選出
山田陽翔(近江)東京スポーツ/アフロ
トーナメント表
・浦和学院、近江などが属するブロック
・大阪桐蔭、國學院久我山などが属するブロック
・ベスト8以上の組み合わせ
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第94回選抜高校野球大会は大阪桐蔭の優勝で幕を閉じた。今回は恒例のベストナインを発表したい。今大会の活躍度を対象に選出した「高校野球的なベストナイン」、将来、ドラフト候補を選出した「ドラフト的ベストナイン」の2パターンを考えてみた。
「高校野球的なベストナイン」は、公平を期するために1校最大2人とした。
第94回センバツの「高校野球的ベストナイン」を発表!!
投手 山田 陽翔(近江)
捕手 岸本 紘一(金光大阪)
一塁手 丸山 一喜(大阪桐蔭)
二塁手 堀畑 樹(市立和歌山)
三塁手 伊藤 櫂人(大阪桐蔭)
遊撃手 金田 優太(浦和学院)
外野手 齋藤 誠賢(國學院久我山)
外野手 黒田 義信(九州国際大付)
外野手 津澤 泰成(星稜)
山田の選出理由:延長戦2試合を完投勝利。代替出場ながら決勝進出できたのは山田のスーパーエースぶりがあったからこそ。ドラフト的にいえば、山田よりポテンシャルが高い投手が入ると思うが、山田ほどのキャラクターが抜群で勝てる投球ができる投手は今年度は現れないと思う。まさに22年の高校野球の顔へ成長した。
岸本の選出理由:初のベスト8進出に貢献した好捕手。エース・古川温生投手(3年)の持ち味を引き出す好リードも光った。近江戦の同点打から分かるように勝負強く、好投手に対してもしっかりコンタクトできる打撃技術の高さもあり、岸本なしでは金光大阪の躍進はなかった。
丸山の選出理由:大会記録の8打席連続安打が話題となったが、内容が良い。たとえば、市立和歌山戦の先制打の場面は球に逆らわず左前適時打。そして國學院久我山(東京)戦でも、初回無失点に抑えて、勢いに乗りたい國學院久我山の思惑を崩す先制打とポイントの高い安打が多かった。
堀畑の選出理由:軽快な守備で次々とアウトを演出。さらにバットコントロールの良い打撃でチャンスメイクし、評価を高めた。
伊藤の選出理由:史上初の1イニング2本塁打。高い打撃技術を発揮し、大会を盛り上げた。三塁守備も軽快で、攻守で高いパフォーマンスを発揮した。
金田の選出理由:高い打撃技術を発揮し、17打数11安打の大活躍。リリーフとしても好投し、浦和学院(埼玉)4強の立役者となった。
齋藤の選出理由:大阪桐蔭戦、星稜(石川)戦のタイムリーなどハイレベルな相手にも勝負強い打撃と強肩を見せる外野守備が光った。
黒田の選出理由:広島広陵戦では4安打4打点の活躍。高い打撃技術は大会トップクラスのものがあり、スローイング、抜群の脚力と、今年出場した外野手の中ではトップクラスのパフォーマンスを披露した。
津沢の選出理由:大会で打率.500をマーク。下位打者とは思えないぐらい鋭いスイングとバットコントロールで安打を量産。さらにレフトから抜群の強肩も披露した。
(文=河嶋 宗一)