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センバツで見たかった逸材たち。話題性抜群の投手、スラッガーを凌いで1位になった投手は…

2022.03.13

 センバツが3月18日に開幕する。

 そして3月20日には、愛知、西日本の地区大会、県大会などが一斉に開幕する。今回は昨年の「徳丸、森木など選抜で見れない全国の逸材ランキングBEST15!!」に続き、「センバツで見られない全国の逸材ランキングBEST15」を発表したい。1位は読者も驚きのバッテリーを紹介したいので、高校野球ファンはぜひ目に留めてもらいたい。

15位ー11位には140キロ後半の速球派などを選出

センバツで見たかった逸材たち。話題性抜群の投手、スラッガーを凌いで1位になった投手は… | 高校野球ドットコム
片野 優羽、茨木 秀俊、楠本 晴紀

15位 坂本 拓己投手(知内
 20年秋の全道大会でベスト4入りした知内に現れた本格派左腕。昨夏、140キロ後半の速球を投げ込み話題となった。北海道では名が知られた存在で、今年も支部予選を勝ち抜き、全道大会での活躍が期待される。

14位 平井 斗真内野手(出雲西
 昨秋の中国大会にも出場し、秋の公式戦では、26打数10安打(打率.384)として活躍を見せた俊足巧打の遊撃手。特に抜群の脚力を持ち味にした走塁、軽快な遊撃守備もかなり魅力的。中国地区屈指の遊撃手へ成長できるか。

13位 片野 優羽捕手(市立船橋
 昨秋の県大会でも3本塁打を放った関東地区を代表する大型捕手。全国的に見てもこれほど打てて肩が強い捕手もいない。注目度が高い関東大会や、甲子園に出たらもっと話題になってもおかしくない。

12位 茨木 秀俊投手(帝京長岡
 昨秋の北信越大会にも出場した大型右腕。140キロ前半の速球と切れのある変化球で翻弄する。北信越地区屈指の逸材として高く評価されている。

11位 楠本 晴紀投手(神戸国際大附
 140キロ前半の速球と切れのある変化球で勝負する大型左腕。今春の地区予選は神港学園と同ブロックで、激戦ブロックを勝ち抜く投球術を身に着けることを期待したい。

[page_break:トップ10は昨夏甲子園のスターなどドラフトでも注目の逸材をピックアップ]

トップ10は昨夏甲子園のスターなどドラフトでも注目の逸材をピックアップ

センバツで見たかった逸材たち。話題性抜群の投手、スラッガーを凌いで1位になった投手は… | 高校野球ドットコム
浅野 翔吾、山田 陽翔、門別 啓人、西村 瑠伊斗

10位 イヒネ イツア内野手(
 全国的には無名だが、パワフルなスイングで長打を量産する左のスラッガー。身体能力も非常に高く、この春に、大きく飛躍することを期待したい。

9位 森山 暁生投手(阿南光
 昨夏甲子園出場を果たした剛腕左腕。恵まれた体格から投げ込む直球の最速は144キロで、威力は抜群。素質は全国トップクラスの逸材として今後の活躍に期待がかかる。

8位 田村 朋輝投手(酒田南
 素材ならば東北地区No.1の評価もある速球投手。パワフルな腕の振りから繰り出す140キロ後半の速球は魅力的だ。今年の県大会で実績を残し、春季東北大会出場を決めることができるか注目だ。

7位 白濱 快起投手(飯塚
 191センチの長身から角度のある145キロ前後の快速球を武器にする大型右腕。九州地区屈指の逸材として高い評価をされている。

6位 浅野 翔吾外野手(高松商
 高校通算44本塁打のスラッガー。昨年までは右打席の本塁打が多かったと思うが、左打席のロングティーでも柵越えの打球を連発。高校野球どころかアマチュア野球でも希少価値が高いスイッチヒッタースラッガーとして期待。「アサノール」を襲名できるか。春初戦は3月21日で観音寺総合と戦う。

5位 武元 一輝投手(智辯和歌山
 今年の智辯和歌山のカギを握る二刀流。投げては140キロ後半。打者としても本塁打を量産する。今春、大暴れが期待される。

4位 山田 陽翔投手(近江
 昨年、高校野球ドットコムが選ぶベストナイン投票で2位に選出された。昨夏甲子園ベスト4に導いた投球術は素晴らしいものがあり、またパワフルな長打力も伸びている。故障していた右肘も回復し対外試合では登板しており、仕上がり良好で、スター性抜群の山田が春、夏の大会で躍動することを期待したい。

3位 西村 瑠伊斗投手(京都外大西
 全国トップクラスの二刀流。投げては最速147キロをマークし、打者としても高校通算33本塁打を放つなど、全国トップクラスのポテンシャルを持ったプレーヤーだ。

2位 内藤 鵬内野手(日本航空石川
 世代屈指のスラッガー。昨春の県大会でも5本塁打を放ち、高い打撃技術が魅力。ほかを圧倒するパフォーマンスを見せ、評価を高めることができるか注目だ。

1位 門別 啓人投手、唐川 侑大捕手(東海大札幌
 1位に選出したのは東海大札幌の門別&唐川のバッテリーだ。門別は、140キロ後半の速球を投げ込む本格派左腕で、全道大会ベスト4入りに貢献。大会後、ずっと痛めていた足の治療を行った。チーム提供の投球動画を見ると「しっかりと痛みが取れてからのこの投球」とあまりの球の勢いに編集部一同が驚いた。

 ずっと動画を編集しているメンバーが「衝撃度は一番だったと思います」と語っていたが、本当に大学生のドラフト候補左腕と引けを取らない球を投げていて、大きな衝撃を受けた。

 捕手の唐川も、投げても140キロ台の速球を投げ込み、打者としても長打を連発。セカンドスローも素晴らしい。北海道注目バッテリーとして、この1年、大暴れすることを期待したい。

 いかがだっただろうか。多くの逸材が順調に成長しているのが分かる。各地の逸材シリーズは4月以降にお届けする。

(文=河嶋 宗一

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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