イヒネ イツア選手 (誉)

イヒネ イツア

球歴:

都道府県:愛知

ポジション:内野手

投打:右 / 左

身長:188.0 cm

体重:83.0 kg

学年:卒業

イヒネ・イツアは、なぜ1位に相応しい選手なのか?


 10月6日にプロ志望届が締め切られ、各球団のスカウト会議でドラフト1位候補の名前が挙がる季節となっている。その中で注目されているのが、両親がナイジェリア人のイヒネ・イツア内野手(誉)。この夏は3回戦敗退ながらも、その能力は高く評価されている。ドラフト1位に相応しい選手であると思う。その理由について考えていきたい。 (打撃)  6月での練習取材や夏の愛知大会の打撃を見た限り、スラッガータイプというより、二塁打、三塁打が多い中距離打者に育つことが予想できる。コンタクトヒッターで、高校通算本塁打は15本程度と少ないが、どの試合でも痛烈なヒットや本塁打を打つなど、数字以上に末恐ろしさを感じる。  構えは、スクエアスタンスだったり、オープンスタンスだったりと、打撃状態に合わせて変化している。6月ではスクエアスタンス寄りだったが、7月ではオープンスタンスとなっていた。グリップの位置は耳の位置に置いてバットを寝かせ気味にしているのが特徴だ。  投手の足が降りたところから始動。すり足気味にタイミングを取っていき、真っ直ぐ踏み込んで打ちにいく。イヒネの凄さは打てるポイントが広いことにある。いわゆるスイングが柔らかい選手で、内角に対しては左肘を折り畳んで、豪快に振り抜く。外角に対しても、無駄のないスイング軌道で球を捉えている。低めに強く、ゴロを打たせようと思った低めもあっさりと捉える。そして高めに浮いた球もあっさりと捉えている。これは他の選手にはないギフトされた才能だといえる。  打球は左中間へも伸びていく。そのため、木製バットでもこういった打撃ができれば、二塁打、三塁打を量産するのは間違いないといえる。  現段階では、中距離打者として成長する可能性を秘めているが、球団の育成方針、打撃コーチとの出会い次第では本塁打を多く量産するスラッガーになる可能性もあるだろう。完成形が良い意味で全く読めない。そこがイヒネの魅力といえる。 (守備)  身体能力が高いため、それに頼ったプレーをしがちだが、練習を見た時、丁寧に打球を扱う選手だと感じた。打球に対してのリズム感や、ゴロの合わせ方も丁寧で、好印象を受けた。    本人の努力もあるが、良い指導の成果だろう。丁寧にプレーし続けていけば、いつか多くのファンを魅力させるプレーはできると考える。  イヒネはもともと外野手で、その適性もある。ストライドが大きい走りを見ると、センターでも十分活躍できるのでは?と思わせる。  評価されているのは、日本人にはないバネの強さを持ちながら、それに頼らず、しっかりと技術を伸ばしてきた姿勢だろう。一見、シルエットは細身に見えるが、間近で見ると、陸上トップレベルの選手のような筋肉の付き方をしていて、数字的には高卒3年目で最多安打を獲得した岡林勇希外野手(中日)のような成績を残すことを期待されているのではないか。アベレージヒッターだが、本塁打は10本〜20本前後は期待できる。それがイヒネのプレースタイルに合っているといえる。  「天井が見えない」というコメントが見られたが、まったくの同感だ。ぜひ数年後には球界を騒がせ、トレンド入りが当たり前になる選手になってほしい。
更新日時:2022.10.08

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