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桜美林と昭和が同ブロック、雪谷の143キロ左腕も登場!春季都大会1次予選を徹底展望!

2022.03.08

桜美林と昭和が同ブロック、雪谷の143キロ左腕も登場!春季都大会1次予選を徹底展望! | 高校野球ドットコム都大会のトーナメント表
國學院久我山、帝京などが属するブロック
修徳、関東一などが属するブロック
日大三、東海大菅生などが属するブロック
都立狛江、二松学舎大附などが属するブロック
ベスト8以上の組み合わせ

桜美林と昭和が同ブロック、雪谷の143キロ左腕も登場!春季都大会1次予選を徹底展望! | 高校野球ドットコム一次予選のトーナメント表
日大二、都立日野などが属する第1〜6ブロック
世田谷学園などが属する第7〜12ブロック
日本学園などが属する第13〜18ブロック
城西大城西、日大豊山などが属する第19〜24ブロック

 春季都大会の1次予選が3年ぶりに行われることになり、5日、組み合わせが決まった。まだ東京都の1日の感染者数が1万人前後でコロナ禍の緊張は続いており、1次予選は無観客試合で行われる。それでも2年前は完全に中止で、昨年は1次予選が中止になったことを考えると、コロナ前の状況に戻る第1歩を踏み出した。

桜美林と都立の強豪・昭和が同ブロック

桜美林と昭和が同ブロック、雪谷の143キロ左腕も登場!春季都大会1次予選を徹底展望! | 高校野球ドットコム
佐野 優平(桜美林)

 1次予選の参加チームは174(194校)。秋季都大会出場の64校は、1次予選は免除される。それでも、いくつか強豪や実力校、実績のある学校が対戦するブロックがある。

 最も注目されるのは桜美林都立昭和が入った第10ブロックBだ。桜美林は秋の1次予選初戦の目黒日大戦でサヨナラ負けを喫した。都立昭和は1次予選の代表決定戦で日大鶴ヶ丘に2対3の接戦で敗れている。ともに、接戦を勝ち切れなかっただけに、春季大会への思いも強いはずだ。

 城西大城西東海大高輪台の入った第21ブロックAも激戦が予想される。城西大城西陸野 翼内野手(3年)は、昨夏1番打者として攻守に活躍した。東海大高輪台には粕谷 祐天投手(3年)、宮路 空夢投手(3年)という速球投手がおり、投打の対決が注目だ。都市大等々力も近年力をつけている。

 都立の最速143キロを誇る速球投手・渡邊顕人(3年)を擁する都立雪谷は、初戦で立教池袋と対戦する。立教池袋は昨夏東東京8強の淑徳を破っている。この勝者が対戦する都立葛飾野も都立の実力校で、それぞれ力のある学校が揃った。

[page_break:淑徳の左腕、逸材揃う明大中野にも注目]

桜美林と昭和が同ブロック、雪谷の143キロ左腕も登場!春季都大会1次予選を徹底展望! | 高校野球ドットコム都大会のトーナメント表
國學院久我山、帝京などが属するブロック
修徳、関東一などが属するブロック
日大三、東海大菅生などが属するブロック
都立狛江、二松学舎大附などが属するブロック
ベスト8以上の組み合わせ

桜美林と昭和が同ブロック、雪谷の143キロ左腕も登場!春季都大会1次予選を徹底展望! | 高校野球ドットコム一次予選のトーナメント表
日大二、都立日野などが属する第1〜6ブロック
世田谷学園などが属する第7〜12ブロック
日本学園などが属する第13〜18ブロック
城西大城西、日大豊山などが属する第19〜24ブロック

淑徳の左腕、逸材揃う明大中野にも注目

桜美林と昭和が同ブロック、雪谷の143キロ左腕も登場!春季都大会1次予選を徹底展望! | 高校野球ドットコム
阿保 快人(明大中野)

 昨夏東東京8強の淑徳は、夏を経験した左腕の伊神遥貴投手(3年)がどう成長したか注目だ。初戦で対戦する都立小平西は、昨年秋は1次予選の初戦でエースの並木 優介投手(3年)が足をつるアクシデントもありサヨナラ負けしたが、力は十分ある。淑徳と同系列の淑徳巣鴨も同じブロックに入っており、このブロックも混戦が予想される。

 明大中野都立小岩が入った第14ブロックAも激戦区。明大中野は京葉ボーイズ出身の阿保 快人捕手(3年)が攻守の中心だ。伝統的に投手が良く、夏を経験している松田 宗大投手(2年)らの投球が注目される。都立小岩は昨夏東東京16強で、都立城東の主将として甲子園を経験した茶川剛監督が率いる。

 第24ブロックAには、青山学院城北都立王子総合都立田無という、それぞれ個性のある学校が入った。第8ブロックAの日大一都立小平もそれぞれ力があり、同Bには都立文京都立富士森中大附が入り、混戦が予想される。

 成蹊聖パウロ学園が入った第12ブロックB、駒込都立総合工科の入った第20ブロックBなども接戦が予想される。

 秋は連合チームで出場した都立の伝統校・駒場が、この春は単独で出場する。また日大桜丘は、今年でセンバツ優勝から50年になる。都立荒川工國學院京華商の入ったブロックを勝ち抜き都大会出場なるかも注目だ。

 実戦から遠ざかっており、力の差がある強豪といえども、油断はできない。また、コロナの影響で思うような練習ができなかったチームも多いだろう。それでも貴重な公式戦。今できる最善を尽くして戦ってほしい。

(記事:大島裕史

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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