大阪桐蔭が公開練習!熱過ぎる主将・池田を中心に仕上がりは順調
選手たちに話をする大阪桐蔭・西谷浩一監督
3日、選抜甲子園に出場する大阪桐蔭が公開練習を行い、主将の池田陵真らが大会に向けて強い意気込みを語った。
今年のチームについて「キャプテンが気持ちの強い子なので、僕の方からこうしろなどと言わないようにしている。言わなくても自分たちで色んなことを話したり、改善しているチーム」と特徴を語る西谷浩一監督。
昨秋は近畿地区大会決勝で智辯学園に3対7で敗れ優勝を逃したが、選抜甲子園の初戦はその智辯学園との再戦が決まった。変に相手を強く意識することはないと前置きしつつ、初戦突破に向けて強い思いを口にした。
「抽選が決まれば相手も見えますので、『よし』という気持ちになったのではないかと思います。秋はわかりやすく相手に負けたというよりも、無様な試合にしてしまった。技術不足、精神力不足、色んな足りないものがわかったので、悔しさを持ってやってきたことを試せると思います」
また主将の池田も「他の高校と当たるよりも気持ちが上がっています」と笑顔を見せる。
対戦が決まった際には、チームメイトに「いいクジ引いてきたな」と言われたことを明かし、秋の悔しさをぶつけていくことを誓った。
大阪桐蔭・池田陵真主将
「当たるかなと思っていたので、『きた』という気持ちがありました。自分たちは秋の時点で粘り強く戦うことが出来なかったので、この冬で最後までやりきる粘り強さをつけようとみんなで話して頑張ってきました。やってきたことを全力でぶつけたいと思います」
そんな池田について西谷監督は「体から熱さが出ている。熱過ぎるぐらいだと思います」と語り、そのキャプテンシーに厚い信頼を寄せる。また松浦慶斗、関戸康介のドラフト候補コンビもここまで順調に調整を進めており、チーム全体でも「底上げができた」と自信を見せる。
今週末からは対外試合が解禁され、実戦感覚を取り戻した後、甲子園に乗り込むことになる。全国優勝8度を誇る全国屈指の名門が、どんな戦いを見せるのか見逃せない。
(記事=栗崎祐太朗)
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