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2018年U-15代表の現在地。野手陣もそれぞれ強豪チームの中心選手に成長

2020.12.15

 11月15日、東海大菅生の優勝を持って、地方大会の全日程が終了。2021年1月29日に行われる来春のセンバツ選考委員会で出場校の発表を待つのみとなった。今回は大会に区切りがついたということで、2018年8月10日~19日にパナマで開催された、第4回WBSC U-15 ワールドカップに出場した選手たちの現在地をまとめていきたい。投手編に続き、野手を紹介したい。

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2018年U-15代表の現在地。期待通りに成長した剛腕や予想以上の成長を見せた技巧派サイドなど多種多様!

池田 陵真は大阪桐蔭でも主将に

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左から小畠一心(智辯学園)、池田陵真(大阪桐蔭)、福原聖矢(東海大菅生)、杉下海生(天理)

【捕手】
5 池田 陵真 右投右打 忠岡ボーイズ –大阪桐蔭
10 坂 玲哉 右投右打 湖南ボーイズ –大阪桐蔭
12 福原 聖矢 右投右打 安仁屋ヤングスピリッツ –東海大菅生
13 城下 拡 右投左打 串木野ドリームズ –鹿児島実

 池田 陵真は代表チームでも主将をつとめた選手。大阪桐蔭では1年秋から外野手のレギュラーを勝ち取り、本塁打を放つなど勝負強い核弾頭として活躍。主将に就任した今秋は3試合連続弾を放つなどドラフト候補に上がる活躍を見せている。

 坂 玲哉 も正捕手として出場するなど、大阪桐蔭に欠かせない存在へ成長をしている。また、福原 聖矢は中学2年、3年と代表入り。俊足巧打のパフォーマンスに加え、高く評価されているのは元プロの若林監督も絶賛する野球脳の高さだ。野球の細かなプレー1つ1つに厳しく、若林監督は選手のポテンシャルの高さを評価することはあっても、野球脳の高さを称える例は非常に稀。若林監督だけではなく、練習試合で対戦した強豪校の監督も福原の野球脳の高さがあり、正捕手として6年ぶりの秋季都大会優勝に貢献した。

 城下 拡は1年春の九州大会に出場するなど、この秋は正捕手として出場したが、鹿児島城西との直接対決に敗れた。悔しさをバネに這い上がることを期待したい。

【内野手】
2 木本 圭一 右投右打 静岡裾野リトルシニア –桐蔭学園
3 竹中 勇登右投右打 倉敷ビガーズヤング -大阪桐蔭
4 杉下 海生 右投左打 泉佐野リトルシニア –天理
6 齋藤 広空 右投右打 京葉ボーイズ –日大三
8 内山 陽斗 右投左打 羽曳野ボーイズ –天理

 木本 圭一は1年夏からレギュラーとして出場した強打の二塁手。竹中 勇登は内野手登録では、投手の練習をしていた選手。大阪桐蔭では1年秋からベンチ入り。140キロ前後の速球とキレのあるスライダーを丹念に投げ分ける好投手へ成長。

  杉下 海生は派手さはないが、天理独自の捕球練習で生み出された高い捕球技術で、投手に安心感を与える好遊撃手。 齋藤 広空は1年秋から二塁手のレギュラーを獲得。堅実な守備と打撃を売りに、チームに貢献する逸材だ。内山 陽斗も主将を務め、チームを牽引する強打者だ。

【外野手】
7 花田 旭 右投右打 西淀ボーイズ –大阪桐蔭
9 小畠 一心 右投右打 オール住之江ヤング –智辯学園

 花田 旭は近畿大会の京都国際戦で満塁本塁打を放った大型外野手。来年はその高い潜在能力の高さを発揮できるか。小畠 一心 は投手に専念。144キロの速球とスライダーを武器にする本格派右腕として、近畿大会優勝に貢献。来春以降の全国大会で、ドラフト候補としてアピール出来るか注目される。

 ここまで代表を振り返ったが、順調にアピールができているといえる。果たして今後はどんな活躍を魅せるのか注目をしていきたい。

(取材=河嶋 宗一

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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