恩師が語る東海大相模・西川僚佑。「とにかく飛ばす力選手で、練習も真面目に取り組んでいた」
西川僚佑(東海大相模)
10月12日に日本高等学校野球連盟はプロ野球志望届の提出を締め切り、今年は高校生だけで216名選手が指名を待つことになる。
神奈川の名門・東海大相模からは、西川僚祐選手、鵜沼魁斗選手、山村崇嘉選手の3名がプロ志望届を提出し、特に西川選手は高校通算55本塁打の大きな大砲として注目を浴びている。
そんな西川選手は千葉県の強豪・佐倉シニアの出身で、同じくプロ志望届を提出している度会隆輝選手(横浜)らと共に活躍。3年時に出場したジャイアンツカップでは、優勝を大きく引き寄せるライトポール際へのホームランを放ち、関係者の度肝を抜いた。
恩師である佐倉シニアの松井進監督は「中学時代から飛ばす力は凄かった」と語り、またジャイアンツカップ優勝をたぐり寄せた本塁打についても懐かしげに振り返る。
「西川は決して打率を残すタイプではありませんでしたが、当たればとにかく飛んでいくというバッターでした。ジャイアンツカップの決勝では、彼があの場面で(本塁打を)打ってくれて勝てことができましたね」
また性格面でも、非常に頼もしい選手であった。
西川選手は中学時代は主将を務めており、気持ちが強く、練習も真面目に黙々と取り組むタイプ。他の選手の手本となる存在で、松井監督も信頼を寄せていたことを振り返る。
「性格は決して弱い子ではないし、練習も非常に真面目によくやっていました。キャプテンも任していましたし、何事も一生懸命取り組むいい選手でしたね」
10月26日はドラフト指名を待つことになるが、今後も飛ばす力を活かして「大砲」として活躍して欲しいとエールを送る。
佐倉シニアと言えば、現在は田宮裕涼選手(日本ハム)、金久保優斗(ヤクルト)、津留崎大成(楽天)、重信慎之介(巨人)と4名のOBがNPBで奮闘中で西川選手にも大きな期待が懸かる。
同じくプロ志望届を提出している横浜高の度会隆輝選手と共に、偉大なOBの選手たちに続くことが出来るか注目だ。
(記事=栗崎祐太朗)
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