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ドラ1が誕生!2012年に春夏連続出場を果たした愛工大名電ナインのその後を紹介

2020.06.20

ドラ1が誕生!2012年に春夏連続出場を果たした愛工大名電ナインのその後を紹介 | 高校野球ドットコム
高校時代の浜田 達郎

 夏の甲子園、今春開催予定だった選抜大会の代替大会が続々と決定するなど、ようやく高校野球界にとって明るい話題が湧き上がっている。そこで、ここではこれまで甲子園を盛り上げたチームと選手を振り返り、彼らのその後を追っていく。

 今回は、2011年秋の明治神宮大会準優勝を果たし、2012年は春夏連続で甲子園出場を果たした愛工大名電ナインのその後を紹介する。

投手 浜田 達郎 3年(中日)2012年2位
投手 東 克樹 2年(立命館-横浜DeNA)2017年1位

捕手 中村 雄太朗 3年(JR東海)

内野手 木村 斗史稀 3年(東海理化)
内野手 中野 良紀 2年(東海理化)
内野手 佐藤 大将 3年(JR東海)
内野手 鳥居 丈寛 3年(東洋大-JR西日本)
内野手 若原 翔平 2年(東洋大-高知ファイテイングドックス)

外野手 荒木 勇斗 3年(明治大)
外野手 松岡 大介 3年(桐蔭横浜大)
外野手 松原 史弥 3年(立教大<準硬式>)
外野手 松井 悠樹 3年(愛知工業大)

 2年秋の明治神宮大会では歴代2位となる40奪三振を記録し準優勝に導いたエース・浜田 達郎は、選抜でもベスト8まで牽引。3年夏も甲子園出場を果たし、U18日本代表では大谷翔平藤浪晋太郎らとプレー。中日に2位指名を受け入団するも4年目の2016年から育成契約となる。昨季オフに支配下登録を勝ち取り、今季は4年ぶりの背番号2桁をつける。6月12日の練習試合DeNA戦では、6回に2番手として登板し、1回を3人で抑え復帰マウンドを飾った。

 背番号10で当時2年生の東 克樹は2年までエース浜田の下、主戦での登板機会がなく、3年夏に初めて甲子園のマウンドに立った。立命館大に進学すると、在学中2度のノーヒットノーランを達成。大学日本代表も経験し、2017年に横浜DeNAに1位指名を受けプロ入りを果たす。1年目は11勝を挙げ新人王を獲得。2年目の昨シーズンは2018シーズンオフに発症した左肘痛から7試合登板、4勝に終わり、今年の2月末にトミージョン手術を行い、再起に向け調整が始まった。

 浜田とバッテリーを組んだ、中村 雄太朗はJR東海へ。木村 斗史稀、唯一2年生でスタメンを張った中野 良紀は東海理化に進み、高卒で社会人野球の道に進んだ。

 現在JR西日本でプレーする鳥居 丈寛は東洋大4年春のリーグ戦日大戦でサヨナラ本塁打を放つなど勝負強さを持っている。

 4番を務めた佐藤 大将は中村と同じくJR東海に進み、社会人1年目から2大大会を経験。昨年の都市対抗東芝戦では8回に代打で出場し本塁打を放った。

 プロ8年目を迎えた浜田に加え、まだまだ現役の選手もいる2012年の愛工大名電ナインたち。これからの活躍にも注目していきたい。

※記事の掲載者、掲載者の現所属、記録の事実につきましては報道各社発表の新聞記事、各野球連盟が発表する大会記録、各チームの所属調査、関係者取材により確認ができたものより掲載をしております。そのため、この情報が全ての情報ではなく、情報の一部となりますことご了承ください。

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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