興南vs読谷
2019.09.09
興南が読谷を投打で圧倒!

一年生4番・野田愛眞
第69回沖縄県高校野球秋季大会が開幕。台風の影響での雨が心配されたが、途中中断を挟んだ直後、興南打線が繋がり一挙7点を挙げ試合を決めた。
一年生4番野田。堂々のタイムリー!
「まだ一年生なんだけど、パワーがある。大勢の前で緊張してたみたいだけどね。」試合後、我喜屋監督は一年生ながらしっかり4番の務めを果たした野田愛眞を褒めた。
その活躍が来たのは2回。野田は先頭打者として打席に立つとレフト前ヒットで出塁する。その後、犠打と内野安打、四球で満塁とすると相手のワイルドピッチで1点目。さらに連続四球で押し出しとなり2点目が入ると1番黄之芃がライトへ運び3点目。なおも満塁で2番赤嶺清之介が、センターの頭上を襲うタイムリー2点打。3番主将西里颯もきっちりと犠牲フライを挙げ6点目を奪うと、このイニング2打席目となる野田がライトオーバーのタイムリーで7点目。「野田は数日前の練習試合でホームランを放ってね。ウチに欲しいパワーヒッターとして成長してくれたらね。」と、指揮官の期待に十二分に応える見事な公式戦デビューとなった。
読谷は6回、四球と二つのエラーで1点を返し、バントヒットでさらにゆさぶりをかけたが途中からマウンドに上がった屋嘉比才輝に併殺に斬られた。夏、ベスト8まで進んでスタートが遅れた新チームではあるだろうが、どん底から這い上がり来年成長したところを見せてもらいたいと願う。
(文=當山雅通)