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森友哉、高橋周平など優秀な選手が多い歴代のU-18代表の3番打者たち

2019.09.17

 全国15万の球児の憧れといっていいU-18代表。前回、これまでの4番打者を紹介したが、つづいて3番打者を紹介したい。日本代表の3番打者もかなり優秀な選手が多い。

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ほぼ外れなし。プロで次々と活躍を見せる歴代のU-18代表の4番打者たち

8人中6人が左打者

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左から田村龍弘、勝俣 翔貴、森友哉

 2011年から紹介していこう。
2011年 高橋周平東海大甲府-中日)570試合 1778打数40本塁打211打点
2012年 田村龍弘光星学院‐千葉ロッテ)672試合 1800打数412安打13本塁打181打点
2013年 森友哉大阪桐蔭‐埼玉西武)587試合 1961打数587安打73本塁打327打点
2014年 岸田 行倫報徳学園‐大阪ガス‐読売巨人)4試合 7打数0安打
2015年 勝俣 翔貴東海大菅生-国際武道大)
2016年 鈴木 将平静岡‐埼玉西武)15試合 26打数4安打1打点
2017年 安田 尚憲履正社-千葉ロッテ)17試合 53打数8安打1本塁打7打点
2018年 中川卓也大阪桐蔭‐早稲田大)

 特徴的なのは、8人中、6人が左打者だということ。今年の3番打者も左打者の韮澤雄也花咲徳栄)だった。プロでレギュラークラスの活躍を見せているのは高橋、田村、森の3名。高橋は20打数10安打13打点の活躍で、大会MVPを獲得。森も2年連続で捕手部門のオールスターを受賞し、2013年は打点王を獲得。そしてプロ入りし、球界屈指の強打の捕手へ成長した。

 また受賞している選手が多く、2015年の3番だった勝俣は打点王、首位打者の二冠を獲得。

 さらに2016年の3番・鈴木もベストナインを受賞。2017年の安田はタイトルなしだったが、34打数11安打5打点と結果を残し、さらに昨年、第2回U-23ワールドカップはMVPと一塁手のベストナインを獲得。今期はファームで腕を磨き、18本塁打を放ち、一軍での活躍も待ち遠しい。

 昨年の3番・中川も早稲田大に進学し、いきなりレギュラーを任されている。

 今年の3番・韮澤も二けた安打をマークし、一塁手のベストナインを受賞。3番打者の活躍は日本代表の躍進にとって欠かせないものとなっている。

(記事=河嶋 宗一

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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