Column

飯塚 脩人(習志野)リリーフで強みを発揮する剛腕!日本代表でも窮地を救うピッチングを見せる!

2019.08.25

 習志野の絶対的なリリーフエース・飯塚 脩人。右スリークォーターから投げ込む140キロ後半の速球は威力があり、120キロ後半のスライダー、チェンジアップ、130キロを超えるフォークを武器にする剛腕だ。

 飯塚の習志野第二中時代は、投手と外野手を兼任していたが、ストレートは120キロ台と目立った投手ではなかった。しかし、習志野入学後は、1学年上の古谷拓郎(現・千葉ロッテ)から投球フォームを教わり、小林徹監督からも投手として必要なスキルを叩きこまれ、大きく成長。
 2年春には、球速も140キロ台に到達。2年秋はリリーフという立場で関東大会4強入りに導き、10年ぶりの選抜出場に導いた。

 飯塚は今年、春と夏の甲子園で全7試合登板したが、すべてリリーフで起用。
 36.1回を投げ、37奪三振、防御率1.73と抜群の安定感を発揮。今年、習志野が春夏合わせえて甲子園で挙げた5勝すべて、最後は飯塚が締めくくった。

 もちろん先発でも完投勝利はあるが、習志野の正捕手・兼子 将太朗から、「リリーフのほうが集中力も高まり、良いボールを投げる」と評価されるほどリリーフ向き投手だ。

 駒澤大戦とのオープン戦では、1イニングのみ登板。平均球速145.5キロの速球と、キレのあるスライダーのコンビネーションで、2三振を奪う快投を披露し、上々の仕上がりを見せた。

 飯塚は、「これほどすごい投手がいるので長いイニングを投げることは少なさそうですが、与えられたイニングで全力で打者に立ち向かって抑えていきたい」と話す。
 これまで窮地を救うピッチングで、多くの習志野の勝利を導いてきた飯塚 脩人。韓国の舞台でもチームのピンチを救うピッチングを見せていきたい。

(記事=河嶋 宗一

飯塚 脩人(習志野)リリーフで強みを発揮する剛腕!日本代表でも窮地を救うピッチングを見せる! | 高校野球ドットコム関連記事はこちら!

佐々木朗希、奥川恭伸などが選出!侍ジャパンU-18代表20名の顔ぶれ

侍ジャパンU-18代表合宿がスタート!主将は坂下翔馬(智辯学園)に決定!
逆転劇は飯塚 脩人の三者連続三振から始まった。飯塚は習志野の最大の切り札だ
17回を投げて防御率0.00。指揮官も驚く飯塚 脩人(習志野)の心身の急成長ぶり
叩き上げの習志野っ子・飯塚脩人(習志野)!習志野のエースに相応しい実力を身に付ける!

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.05.31

【鹿児島NHK選抜大会】鹿児島実がコールド勝ち!川内商工は終盤に力尽きる

2024.05.31

夏の愛知大会は6月28日から開幕!決勝戦は7月28日【愛知大会要項】

2024.05.31

【鹿児島NHK選抜大会】鹿屋農が"強気の勝負"で勝機を引き寄せ4強入り

2024.05.31

【北信越】富山県勢4校が12年ぶりの県勢V狙う、茨木擁する帝京長岡にも注目<地区大会>

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.05.26

【春季関東大会】白鷗大足利が初優勝!最後はタイブレークの末サヨナラ死球で幕切れ!

2024.05.26

【近畿大会注目チーム紹介】実力派監督就任で進化した奈良の名門・天理。超高校級の逸材3人を擁し、緻密な攻守で全国クラスのチームに!

2024.05.26

【近畿大会注目チーム紹介】エース頼み脱却を目指してきた京都国際。「素質はプロ入り左腕と同等」の2年生左腕の台頭と打線強化で京都の大本命に成長!

2024.05.26

【福島】聖光学院が4連覇を達成<春季県大会>

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.19

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在30地区が決定、青森では青森山田、八戸学院光星がシード獲得

2024.05.21

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在33地区が決定、岩手では花巻東、秋田では横手清陵などがシードを獲得〈5月20日〉