15本塁打の八戸学院光星vsジャイキリの誉の開幕戦は激戦の予感!開幕日3試合の見所!
開幕戦に登場する世代屈指のショートストップ・武岡龍世(八戸学院光星)
第101回全国高等学校野球選手権大会は6日に開幕。開幕日は3試合が開催される。開幕日から八戸学院光星が登場するなど、見逃せないカードばかりだ。3試合の見どころを紹介したい。
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第101回全国高等学校野球選手権大会
初出場の誉は愛工大名電、星城、中京大中京と強豪校を立て続けに破ってきた実力は侮れない。打線の中心となるのは、3番・沢野聖悠、4番・吉田卓矢。長打力があり、林山侑樹主将は「この2人の前に走者をためられる攻撃ができれば」と語る。愛知大会を破ってきた相手はいずれも好投手が多い強豪ばかりだが、そこで大事にしてきたのは次につなぐ気持ちだ。林山主将は「みんなが次につなぐ気持ちがあったからこそ、攻略できたと思いますので、甲子園でもそれを忘れずにいきたい」と意気込んだ。
投手陣では右サイドのエース・山口 伶生、左腕・杉本恭一で逃げ切りたい。状況に応じて2人以外の継投もありそうだ。
対する八戸学院光星は15本塁打を放った長打力が魅力。仲井監督も「センバツでは広島広陵の河野君を打てなかった悔しさをばねに練習に取り組んできました。また力を出せなかったのは、調子が上がらなかったのは私の調整ミスが責任です。本来、センバツでも夏のような打撃をしてもおかしくないチームでした。そのため調子を上げるよう、取り組んできました」
その結果、近藤遼一は6本塁打、原 瑞都は5本塁打、ドラフト候補として注目される武岡 龍世は打率.588と全体的に調子を上げており、「今大会はかなりいける」と仲井監督も打線の仕上がりには自信を持っている。
また投手陣では春まで後藤丈海が中心。夏にかけて左腕の横山海夏凪、右腕の山田怜卓、三塁と投手を兼任する下山昂大などが好投。仲井監督自身も投手陣の成長については評価しており、投打ともに強力。
場数を踏んでいる八戸学院光星が普段通りの実力を発揮できるか。誉はそうはさせまいと愛知大会で見せたつなぎの打撃を見せ、打撃戦に持ち込んでいきたい。
九州対決が実現。
2007年の甲子園優勝投手・久保貴大投手が佐賀北の監督になって甲子園に戻ってきた。今年の佐賀北も2007年らしい粘っこいチームだ。左腕・川崎大輝が試合を作り、1年生でミート力が高い中村 一翔がチャンスを作り、5試合で27犠打と、手堅く送って、上位打線で還すオーソドックスな攻めが光る。佐賀北としては前半粘って後半勝負に持ち込みたい。
対する神村学園は2年生の田中 瞬太朗 、桑原 秀侍 の2投手でつなぎ、守り切る。また、打線も本塁打を打てるトップバッター・森口 修矢が起点となり、つなぎの打撃で着実に点を重ねる。好投手相手にも得点をたたき出せる対応力の高い打者が多く、安打を多く積み重ね、着実な試合運びで2年前に続き初戦突破を果たしたい。
3年連続出場の高岡商は好打者・森田朝陽、富山大会でも本塁打を放った4番・堀裕貴、全国レベルの左打者・井林泰雅を中心とした強力打線が持ち味。エース・荒井大地が粘っこい投球を見せ、先行逃げ切りのスタイルで勝利をつかみたい。
対する石見智翠館は技巧派左腕・迫広 佳祐、速球派右腕・佐藤 辰憲の2枚看板で勝負。また打線は2番・河本 響、4番・名田 泰基など1,2年生の主力が多く、決勝戦で延長13回を勝ち抜いた勢いを甲子園でも発揮したい。
お互い打撃力が高く、5~7点の勝負となりそうだ。
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