広陵、広島新庄の2軸が中心!如水館、市立呉は躍進なるか?【広島大会展望】
6月29日、7月12日から開幕する第101回全国高等学校野球選手権広島大会の抽選が行われ、組み合わせが決定した。
2年連続夏の広島を制し、春の選抜にも出場した大注目の広島広陵はなんと開幕カードで登場することとなった。さらに驚きなのがその対戦相手が過去甲子園3度の出場の経験を持つ3717になったのだ。昨夏の広島大会3回戦で戦った両校の試合で、広島の高校野球ファンならたまらない開幕カードと言えるだろう。
広島2強の一角広島新庄は2回戦から登場し、黒瀬と賀茂北の勝者と対戦する。4回戦では春に敗れた如水館と当たる可能性がある。何としてもリベンジを果たしたいところだろう。その如水館は音戸と広島商船の勝者と初戦で対戦する。3回戦で高陽東、4回戦で広島新庄との対戦が予想され、厳しい試合が続きそうだ。
春優勝の広島商は庄原格致と広島工大高の勝者と2回戦で対戦する。準々決勝では選抜出場の市立呉との対戦が予想される。なんとも楽しみなカードだ。
果たしてこの夏の広島を制するのはどこになるのか。注目したい。そこで今回は秋、春の広島大会と過去5年間の広島大会を振り返っていこう。
強さを見せる広陵と広島新庄に割って入る学校は現れるか
左:桑田孝志郎(広島新庄) 右:河野佳
(広陵) ※写真一部=共同通信
第101回広島大会の開幕にあたり、まずは春のベスト8、秋のベスト8振り返ろう。
【秋】
優勝 広島広陵 準優勝 市立呉
ベスト4 崇徳、広島新庄
ベスト8 武田、広、尾道、西条農
【春】
優勝 広島商 準優勝 如水館
ベスト4 崇徳、広
ベスト8 広島沼田、尾道商、広島井口、市立呉
それでは次に過去5年の宮城大会の優勝校、準優勝校を振り返っていこう。
・2018年 優勝 広島広陵 準優勝 広島新庄
・2017年 優勝 広島広陵 準優勝 広島新庄
・2016年 優勝 広島新庄 準優勝 如水館
・2015年 優勝 広島新庄 準優勝 市立呉
・2014年 優勝 広島広陵 準優勝 広島新庄
ここ5年間は広島広陵と広島新庄が熾烈な争いを繰り広げている。今年も両校が中心となるのは間違いないが、春の県大会でその両校に勝ち準優勝まで上り詰めた如水館、優勝し古豪復活をかける広島商も優勝候補だ。激戦区広島を制するのはどのチームか、注目だ。
文=編集部