今年の関東はいきなり東海大相模vs木更津総合!超強力な相模打線vs146キロ右腕・篠木健太郎の対決に要注目!
5月18日から開幕する第71回春季関東地区高等学校野球大会(以下、春季関東大会)は、高い注目度を浴びている。昨年も万波中正(横浜―北海道日本ハム)、13702(明秀学園日立-巨人)など多くのプロ注目選手が登場したが、今大会も注目選手が多い。令和初の関東大会でスターとなるのは誰か。まずは18日で最も注目な東海大相模vs木更津総合の見所を紹介していきたい。
県営大宮第1試合 東海大相模(神奈川1位) vs 木更津総合(千葉3位)
高校通算33本を超える西川 僚祐(東海大相模)
メイン会場の[stadium]県営大宮[/stadium]の開幕戦に登場するのは東海大相模対木更津総合の好カードだ。東海大相模の最大の魅力はプロ注目のスラッガーを3人揃えていること。
GW期間で高校通算33号本塁打を放った西川 僚祐、抜群の強肩と高校通算40本塁打を放っているスラッガー・遠藤成、高校通算32本塁打を放ち、しぶとさも光る山村 崇嘉の3人を中心とした打線の破壊力は全国でも3本の指に入る。このままいけば、全国ナンバーワンの強力打線になってもおかしくない。合計して、高校通算100本以上を超える西川、遠藤、山村のトリオは見逃せない。
本塁打を打つだけではなく、ボールの見極めに優れ、ファールで球数を稼ぎながら、甘い球を逃さない打線は注目。序盤は抑えられても、後半に必ず捉える怖さがある。
投手では紫藤 大輝は右サイドから135キロ前後の直球に加え、スライダー、ツーシーム、チェンジアップを駆使する。また2018年センバツ登板経験のある野口 裕斗は、135キロ前後の速球と縦に大きく落ちるカーブを武器にする本格派左腕へ成長。ベンチ入りした選手のレベルは全国クラスの力量があるので、大会が始まればどんな選手でもヒーローになってもおかしくない。
2年生エース・篠木健太郎(木更津総合)
対する木更津総合は2年エースの篠木健太郎に注目。この春、銚子商戦で最速146キロを計測。魅力はなんといっても野球の教科書に載せたくなるような美しい投球フォーム。打者寄りで離すことができるので、140キロ前半のストレートは回転数抜群。130キロ近い高速スライダーも魅力だ。能力的には中森俊介(明石商)にひけをとらない好投手ではないだろうか。
篠木が全国トップクラスの強力打線を相手にどこまで通用するのか、楽しみである。どんな結果であれ、篠木にとっても、東海大相模打線にとっても実りある対戦になることを期待したい。
篠木以外では復調を期待したい速球派右腕・根本太一に注目。野手では1年生から公式戦を経験する小池柊稀は確実性の高いスローイングと強肩が光る好捕手。高校日本代表の一次代表の太田 翔梧は強肩強打の大型外野手だ。木更津総合とすれば、県大会で課題となった「つなぎの打撃」。それが好投手揃う東海大相模相手に発揮できれば、夏に大きくつながるだろう。
【注目選手】
西川 僚祐(東海大相模)
遠藤 成(東海大相模)
山村 崇嘉(東海大相模)
紫藤 大輝(東海大相模)
野口 裕斗(東海大相模)
篠木健太郎(木更津総合)
根本 太一(木更津総合)
小池 柊稀(木更津総合)
太田 翔梧(木更津総合)
文=河嶋 宗一