Column

愛知産大工(愛知)「打倒私学4強!!」秋の悔しさを忘れずに苦しい冬をやりきる

2019.02.27

課題が見つかった収穫の秋


豊川戦でマウンドに集まる愛知産大工の選手たち

■県内一の部員数を誇る

 愛知県名古屋市中区に位置する愛知産大工は、電気・電子・機械を有し日本の工業技術を支える専門教育を実施している。1年次から企業研究を行うなど早い段階で就職に対する意識を持たせている。そのおかげもあって、学校紹介内定率は100%を誇る。
 部活動では、陸上ホッケーは過去に14回の全国大会出場を誇る。他にも、空手道部や男子バスケットボール部も全国大会やインターハイ出場を経験している。

■愛知産大工の紹介

 愛知産大工の野球部は現在、2年生が38人、1年生が36人の計74人で日々の練習に取り組んでいる。野球部の活動は、河川敷に野球部専用のグラウンドで野球に専念できる環境。天候が優れない際には、室内練習場を完備するなど充実した環境である。

■今年のウリと今までを振り返って

 今年のチームのウリは
・終盤の追い上げ
・連打でつながる打線
・積極的な走塁
この3つを坂本琉星選手が答えてくれた。そして目標は、「日本一!」と掲げてくれた。

 オフシーズンならではの名物メニューとして、美浜合宿がある。そこで行う富具神社での坂道ダッシュのメニューが名物メニューであるという。

■チームが始まって最も印象に残っている試合は?

 秋の県大会3回戦で対戦した豊川の試合(試合レポート)が印象に残っていると話す坂本主将。5回終了時で1対6で負けていたが、その後点数を取り合い、延長11回まで行き9対8でサヨナラ勝ちを収めた。試合中もリードをされていたが、「負ける気は全然しなかった」と話す。

 また8月に行われた名古屋地区の決勝トーナメント愛工大名電東邦に力負けしてから、秋の県大会へ向けて取り組みが変わったおかげで、県大会でベスト8まで勝ち進むことが出来たそう。

■新チームが始まって活躍してきた選手

 主将を務める眞鍋大地と副主将の佐守秀介の2名の名前を挙げた。眞鍋は、豊川戦での9回同点タイムリーを放つ活躍。佐守は、安定感のある守備と1次予選での3本塁打を放ちチームに貢献してくれた。今後期待したい選手として2年の澤翔麻と同じく2年の高木光の名前を挙げてくれた。他にも、藤掛大希には足を活かした積極的な走塁・広い守備範囲に期待したい、と話してくれた。

■春先への意気込み!

 「秋の県大会では中京大中京に力負けしました。なので、今は愛知4強を意識した練習をやっていて、4強に勝てるだけのパワー、スピード、技術、精神力をこの冬で絶対に身に着けて夏は必ず4強を倒して甲子園に行きます!!」

このページのトップへ

[page_break:「繋がり」だけは負けない/秋の悔しさを忘れずに!!]

「繋がり」だけは負けない


左から佐守秀介選手と高木光選手(どちらも豊川戦)

 ここからは愛知産大工高校の飯田仁星投手と柿田仁暉選手のお二人にお話を伺いました。

Q.秋の大会や練習試合が終わって見つけた課題を教えてください。

飯田:気持ちで負けている部分がかなりあったので、この冬は至る所で声を出して盛り上げ気迫を全面に出していきます
柿田:守備の安定感です。

Q.このオフシーズンの目標、個人的に強化したいことを教えてください。

飯田:球速10㎞アップそしてストレートのキレを上げます!
柿田:下半身強化・キャッチャー送球の安定感・打撃の強さと飛距離です!

Q.応援する方々へ自分のここを見てほしいというのを教えてください!

飯田:気迫溢れるピッチング!
柿田:人一倍元気でプレーするところ、力強いバッティングです!

Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところ ですか?

飯田:県内一の部員数から生まれる「繋がり」は絶対どこにも負けないです。
柿田:「繋がり」これだけは絶対に負けていません!

Q.このオフシーズン、『自分はここまで成長するぞ!』と、いうこの冬の熱い宣言を最後 にお願いします!

飯田:夏に140㎞投げれる土台を作ります!
柿田:常に上を見てどんどん追い込みます!!

 飯田投手、柿田選手ありがとうございました!

秋の悔しさを忘れずに!!

  小澤佳峰副部長にお話を伺いました!

Q. 今年のチームは、新チームが始まってから、どんなテーマを持ってチームを作り上げてきましたでしょうか。

 「繋」というテーマを持ち取り組んできました。秋の大会では、私学4強に負けて「打倒私学4強」をテーマに冬のトレーニングに取り組んでいます。

Q. 最後に、これから厳しい冬のトレーニングに挑む選手たちへメッセージをお願いします。

 秋の大会の悔しさを忘れず「日本一」を目指して己に負けず全力を出し切ろう!

 小澤副部長、そして愛知産大工高校野球部の皆様、ありがとうございました!

このページのトップへ


今年も大好評!
【冬が僕らを強くする 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.04

【春季愛知県大会】注目の師弟対決の決勝、享栄が中京大中京を下して8年ぶり8回目の優勝

2024.05.04

1500人近くの中学生が肩肘検診を一斉に受ける!ポニーのお祭り行事・ポニーフェスタは今年も大盛況!

2024.05.04

【新潟】東京学館新潟、糸魚川がコールド勝ちでベスト16入り<春季県大会>

2024.05.04

【大阪】大阪桐蔭、大体大浪商などがベスト16で夏シード獲得、履正社は2年連続ノーシード<春季大会>

2024.05.04

【石川】日本航空石川、星稜、小松大谷、金沢学院大附が4強入り<春季県大会>

2024.04.29

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.29

【福井】福井工大福井、丹生、坂井、美方が8強入り<春季県大会>

2024.04.29

【春季埼玉県大会】今年の西武台はバランス型!投手陣の完封リレーで初戦突破!

2024.04.29

東海大相模の149キロ右腕・福田拓翔が6回10奪三振の快投!「甲子園で150キロを投げたい」とセンバツV・健大高崎の石垣をライバルに!

2024.04.29

【石川】金沢、遊学館がコールド勝ちでベスト16入り<春季県大会>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.21

【兵庫】須磨翔風がコールドで8強入り<春季県大会>

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>