ドットコム編集部が選ぶプロスペクト30リスト!上位30名はこの選手たちだ!
ドットコム編集部が選ぶ2019年度のトッププロスペクト30名は??
左から井上広輝、奥川恭伸、佐々木朗希、及川 雅貴、西 純矢
2019年がスタート。今年も全国津々浦々に逸材がそろう。今回はランキング形式でトッププロスペクト30名を紹介する。
■1位~10位
1位 奥川恭伸(星稜)
2位 佐々木朗希(大船渡)
3位 及川 雅貴(横浜)
4位 西 純矢(創志学園)
5位 井上 広輝(日大三)
6位 石川 昂弥(東邦)
7位 宮城大弥(興南)
8位 根本太一(木更津総合)
9位 清水大成(履正社)
10位 廣澤優(日大三)
ポテンシャルだけでいえば、佐々木朗希(大船渡)が一番だが、実戦力、ボールの力を含めて総合力でいえば奥川がナンバーワン。松坂大輔、田中将大クラスの評価を受ける選手になることは間違いない。
佐々木は重大なケガをしない限り、1位指名される可能性が高い逸材。まずはこの1年、どんなパフォーマンスを示すのか注目される。
左腕の及川は関東大会1回戦で甲府工戦でマークした8回を投げての平均球速が144キロ。大学生左腕でもこれほどの左腕はいない。正真正銘の速球派左腕。神奈川では松井裕樹、小笠原慎之介の2人がドラフトの目玉左腕として注目されたが、その2人よりストレートの平均球速でははるかに上回る存在なので、総合力を高めて堂々の1位候補となってほしい。
井上、西の実力はほぼ同等。ただ夏、秋の個人成績をまとめると、やはり西が上という判断にいたった。
野手の一番では石川 昂弥(東邦)だ。まだ未完成ながら、184センチ78キロと恵まれた体格を生かした打球の飛距離、速度、ライト方向へ本塁打を打てる技術、高校通算37本塁打の実績、140キロ台の速球を投げ込む強肩を生かした三塁守備と、世代ナンバーワンの野手へ育つ可能性を持っている。
全国舞台で活躍を見せている宮城、速球派右腕・根本、左腕で常時140キロ台の速球とキレのあるスライダーをコントロールよく投げ分ける清水、夏の甲子園では140キロ後半の速球を連発した大型右腕・廣澤は年間通してのその実力を発揮して故障なく終われば、かなり評価される存在だろう。
■11位~20位
11位 浅田 将汰(有明)
12位 有馬諒(近江)
13位 黒川 史陽(智弁和歌山)
14位 河野佳(広島広陵)
15位 小山 翔暉(東海大菅生)
16位 谷岡颯太(武田)
17位 藤本竜輝(社)
18位 前佑囲斗(津田学園)
19位 岡林 勇希(菰野)
20位 篠田 怜汰(羽黒)
有明の浅田、最速151キロを計測した武田の谷岡、147キロをマークする社の藤本など甲子園出場がない速球派右腕がランクインした。野球選手としては素晴らしい能力を持っている東海大菅生の小山がどれだけ捕手として成長できるか。
■21位~30位
21位 韮澤 雄也(花咲徳栄)
22位 武岡龍世(八戸学院光星)
23位 森 敬斗(桐蔭学園)
24位 成瀬 脩人(東海大菅生)
25位 野村健太(山梨学院)
26位 石原勇輝(広島広陵)
27位 林直人(報徳学園)
28位 稲生 賢二(愛工大名電)
29位 村田賢一(春日部共栄)
30位 谷 幸之助(関東一)
ここでは全国クラスのショートと呼ばれる韮澤 雄也(花咲徳栄)、武岡龍世(八戸学院光星)、森 敬斗(桐蔭学園)、成瀬 脩人(東海大菅生)がランクイン。この4人の実力はそれほど差がなく、全国舞台でどれだけ活躍できるか注目される。
外野手では稲生 賢二(愛工大名電)がどれだけ本格化するか。愛知県内ではライバルが非常に多いが、それに負けない活躍を見せていきたい。
今回、30人の選手を選ばせてもらったが、ここから逆転できる可能性は十分にある。吉田輝星(金足農)のように一気に急浮上する選手が出てくることを期待したい。
文=河嶋 宗一