試合レポート

釧路湖陵vs稚内大谷

2018.10.04

大量得点で釧路湖陵が61年ぶり秋の全道ベスト4!

釧路湖陵vs稚内大谷 | 高校野球ドットコム
更科夕稀(釧路湖陵)

 14対12で勝った初戦(札幌英藍戦)に続き2試合連続で二桁得点。釧路湖陵稚内大谷を圧倒し、秋の全道で61年ぶりとなるベスト4進出を決めた。

 「出来すぎですね」と第一声を語った小田聖人監督は、思い直したように、「試合をするのは選手ですから、出来すぎと言ってしまったら選手に失礼ですね。みんなが一生懸命やった結果です」と言い直した。

 「ロースコアになると思っていた」と本塁打を放った更科夕稀(2年)が話すように、誰も予想していなかった展開。1点をリードした4回、二死走者なしから七番・鹿野凌平(2年)の二塁打をきっかけに3点を追加すると、続く5回には先頭の四番・古川敢太(2年)から4者連続で長打を放つなど一挙5点。これでコールドゲームの展開に持ち込んだ。

 投げては釧根支部予選から通じてこの秋初登板となったエース・鹿野が6回を3安打無失点。6四死球とコントロールに苦しむ場面もあったが、バックの守備も盛り立てた。

 2試合で30安打。打率4割5厘の打線に加え、見ていて気持ちよくなるくらいの全力疾走に準決勝も注目だ。

(文=松倉雄太

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.19

【東海】中京大中京がコールド勝ちで17年ぶり、菰野は激戦を制して23年ぶりの決勝進出<春季地区大会>

2024.05.20

【春季京都府大会】センバツ出場の京都国際が春連覇!あえてベンチ外だった2年生左腕が14奪三振公式戦初完投

2024.05.19

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在30地区が決定、青森では青森山田、八戸学院光星がシード獲得

2024.05.20

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在31地区が決定、宮城では古川学園、仙台南、岩手では盛岡大附、秋田では秋田商などがシードを獲得

2024.05.19

【宮崎】日章学園、富島、小林西などが初戦を突破<県選手権大会地区予選>

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.17

「野球部や高校部活動で、”民主主義”を実践するには?」――教育者・工藤勇一さん【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.5】

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.19

【東海】中京大中京がコールド勝ちで17年ぶり、菰野は激戦を制して23年ぶりの決勝進出<春季地区大会>

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?