明日開幕の神奈川大会!秋の4強を追う横浜、日大藤沢などの強豪たち
左から中野雅大(鎌倉学園)斎藤礼二(東海大相模)生井惇己(慶応義塾)谷村然(桐光学園)
4月7日から春季神奈川県大会(平成30年度神奈川県高等学校野球春季県大会)が開幕する。5月19日に開幕する春季関東大会(千葉開催)に進める学校は決勝進出の2校。上位進出の可能性を持った学校はどこなのか?各ブロックから注目校、見所を紹介したい。
慶應義塾、桐光学園の秋季関東大会出場校が同ブロック
選抜出場の慶應義塾は3回戦から登場で、1回勝てば、夏のシード確定という組み合わせとなっている。エース・生井 惇己は選抜の彦根東戦で好投をつけてきた。夏へ向けて生井以外の投手陣の底上げ、打線の底上げが課題となるだろう。自分たちのテーマを遂行する中で、関東を目指していきたい、同ブロックには県立相模原、神奈川白山など実力を持った公立校が登場する。また、隣のブロックには桐光学園も登場する。
桐光学園は、川崎工科と鶴見大附の勝者と対戦する。今年の桐光学園はリトル松井裕樹こと左腕・冨田 冬馬、速球派右腕・谷村然の2年生コンビに注目。主将・山田陸人は高い打撃技術と堅実な三塁守備が光る好三塁手。投打ともにハイレベルな野球を発揮し、二季連続の関東大会を狙う。その桐光学園と同ブロックで注目なのは、同じ川崎地区の法政二となるだろう。
東海大相模のブロックには私立、公立問わず強豪校が揃う
選抜4強の東海大相模も3回戦から登場。選抜で魅せた総合力の高さは県内随一。慶応義塾と同じく夏の大会へ向けて多くの選手を起用しながら、競争していくことが予想される。同ブロックには川崎地区の実力公立校・大師、砂川大輔、赤城昂太郎の二遊間が注目の向上、橘学苑、武相など強豪校がひしめく。
昨夏4強の日大高は、光明相模原と中大横浜の勝者と対戦。日大高はエース・北野 秀造の成長に期待。同ブロックには桐蔭学園、横浜商大高など実力校が揃う。
東海大相模のブロックには私立、公立問わず強豪校が揃う
横浜は旭丘と平塚湘風の勝者と対戦。スラッガー・万波 中正、長南 有航を軸とした打線の破壊力は県内ナンバーワンで、さらには投手陣も速球派左腕・及川 雅貴など能力が高い投手を揃える。あとは接戦になったとき、劣勢になったとき、団結して跳ね返すほどの粘り強さが出てくるか。同ブロックには三浦学苑、藤沢翔陵、横浜創学館がおり、勝ち抜くのは楽なブロックではない。横浜がどんな戦い方を見せるのか、注目していきたい。
最速148キロ左腕・矢澤 宏太擁する藤嶺藤沢は慶応藤沢と柏陽の勝者と対戦。初戦で戸塚と対戦する日大藤沢は、好左腕・新村 太郎など投手力の高さがウリ。今年3月から元プロ野球選手の山本昌氏が臨時コーチに就任しており、投手陣がどんな成長を見せているのかに注目したい。
昨秋8強の磯子は、横浜緑ケ丘と逗葉の勝者と対戦。秋に続き、快進撃を見せたい。
昨秋4強の鎌倉学園は、鶴嶺と神奈川松陽の勝者と対戦。今年の鎌倉学園は上位下位と切れ目ない強力打線が特徴。130キロ台後半の速球を投げ込む本格派右腕・小島 和也も一冬越えて、どれだけパワーアップしているのか、注目が集まる。同ブロックでは横浜商、相洋、立花学園の戦いにも注目していきたい。
強打と強力な投手陣を揃える横浜隼人は、深沢と平塚江南の勝者と対戦。平塚江南は1年時から話題だったエース・富田歩が最終学年を迎える。今大会では昨年よりも成長した姿を見せることができるか。同ブロックでは昨春4強の星槎国際湘南がこの春も上位進出を狙う。