Column

志学館高等学校(千葉)

2018.02.18


トレーニングをする志学館の選手たち

秋とは別人になるための冬場の練習

■昨秋地区予選を勝ち抜き、県16強進出
 千葉県木更津市にある志学館高等学校。1983年に開校された私立校だ。同じく千葉県にある強豪・拓大紅陵は姉妹校にあたる。野球部は昨秋の地区予選を勝ち抜き、千葉県大会に出場。3回戦で八千代松陰に2-3で惜敗したものの、堂々の16強入りを果たした。

■野球部の紹介

 現在2年生37名、1年生25名の計62名が在籍する大所帯。野球部は学校の創立と同時に創部され、1994年夏に甲子園出場の実績を持っている。学校には専用の練習スペースもあり、再びの甲子園出場を目指し、日々練習に打ち込んでいる。

■秋季大会を振り返って

 印象深い試合として、2-3で敗れた千葉県大会3回戦・八千代松陰戦を挙げた古谷 大聖主将。「同点で迎えた8回にミスから奪われた2点が決勝点。勝てばベスト8だっただけにとても悔しかったです」と振り返る。

■新チームを引っ張ってきた選手は?
 大川 航希投手を挙げた古谷主将。「秋季大会では防御率1点台と安定したピッチングでチームを牽引してくれました」と勝ち上がる原動力となったエースへの信頼を語ってくれた。

■この冬の意気込み!
 「この冬の追い込みで、秋とは見違えるようなチームになって甲子園に行きます!」と最大の目標である甲子園出場を目指して、この冬に挑む。

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メリハリある、明るいチーム


スクワットをしている志学館の神山 雄人選手

 ここからは山本 陽太捕手、永井 陸外野手の副主将を務めるお二人に話を伺いました!

Q.秋の大会や練習試合が終わって見つけた課題を教えてください。

山本:打力が不足していると痛感しました。
永井:走者を出しながらも、チャンスで一本が出ない勝負弱さが攻撃の課題です。守りではエースに次ぐ二番手投手がいないと感じました。

Q.このオフシーズンの目標、強化したいことを教えてください

山本:先ずは捕手としての能力を高めたい。そこで身に着けた配球の知識を打撃にも生かして、どんな投手に対しても強く鋭い打球を打てるようにしたいです。
永井:打撃ではスイングに力強さを出したいです。肩の強化にも取り組みたいです。

Q. 応援する方々へアピールしたいセールスポイントは?

山本:捕手として投手を引っ張るところを見てほしいです!
永井:打席での勝負強さと明るい姿を見てください!

Q.チームの好きなところや、他のチームに負けていないところはどこですか?

山本:チームワークと明るさには自信があります。
永井:オンオフの切り替えがしっかりできる「メリハリ」があるところが好きです。

Q. このオフシーズン、「自分はここまで成長するぞ!」という熱い意気込みをお願いします!

山本:チャンスで打席が回ってきたときに、確実に仕留められる勝負強さを身に着けます!
永井:ここぞ!という場面で結果を出せる、頼りにされるバッターになれるように頑張ります!

山本選手、永井選手、ありがとうございました!

[page_break:  自分で考えて追い込んでほしい
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 自分で考えて追い込んでほしい


志学館 山本 陽太選手

 ここからは川俣幸一監督にお話を伺いました!

Q. 今年のチームは、新チームが始まってから、どんなテーマを持ってチームを作り上げてきましたでしょうか。

 新チームの始動時は、キャプテンと一部の選手のみが声を出し、それ以外の選手はその後ろにくっついているだけという状況でした。そのため、「どこにキャプテンがいるのか、誰がキャプテンなのかわからないチーム」を目標に、それぞれが存在感を出すこと、個人の自立を目指しています。

Q. 秋の大会の振り返りならびに、冬でのテーマも教えていただけたら幸いです。

 秋は好投手に対応できず、敗れました。この冬に筋力UPとバットの振り込みをテーマに取り組み、春以降に打撃で結果を出すことが目標です。

Q. 最後に、これから厳しい冬のトレーニングに挑む選手たちへメッセージをお願いします。

 どんな練習、トレーニングに対しても、自分で考える姿勢を忘れずに取り組んでください。そして自分のプレー、身体にこだわりを持って、とことん追い込んでほしいです。

川俣監督、そして志学館高校野球部の皆様ありがとうございました!


今年も大好評!
【冬が僕らを強くする 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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