Column

越ヶ谷高等学校(埼玉)

2018.02.16


越ヶ谷野球部

フルスイング実現のための準備期間

■「助走」の冬を乗り越え、攻撃的野球を目指す!
  埼玉県越谷市にある埼玉県立越ヶ谷高等学校。1926年に創立され、2015年に創立90周年を迎えた伝統ある県立校だ。野球部は昨秋の地区予選を勝ち上がり、埼玉県大会に出場。初戦で市立浦和に1-7で敗戦した悔しさを胸に冬の練習に打ち込んでいる。

■野球部の紹介
 現在2年生16名、1年生19名の計35名が在籍。野球部専用グラウンドは有しておらず、校庭を他部と共用で使用している。全面を使用できるのは週二日のみと制約があるものの、「フルスイング」を信条とした攻撃的な野球を実現するため、日々精力的にバットを振り込んでいる。

■秋季大会を振り返って
 印象に残った試合の一つに越谷市民大会・叡明戦を挙げた酒井 圭太主将。「序盤からお互いに点を奪い合う展開で、リードしていた最終回に追いつかれました。そこからタイブレークで勝つことができ、チームとしても自信になりました」と理由を語ってくれた。


4番に座る茂木 孝恭選手(越ヶ谷)

■新チームを引っ張ってきた選手は?
 茂木 孝恭選手を推薦した酒井主将。「旧チーム時代から力を発揮していて、夏の大会のレギュラーに食い込みかけた選手です。夏は惜しくもレギュラー入りを逃しましたが、そこから努力をして秋は4番に座ることもありました。打ってほしい場面で一本打ってくれる頼れる存在です」と理由を語ってくれた。

■この冬の意気込み!
 「意識しているのはこの冬の練習が春、夏に輝くための『助走』であること。個人としても、チームとしても抱えている『弱さ』に向き合って、隙のない、弱点のないチームと呼ばれるようになりたいです」と、冬の位置づけ、目指すチーム像を力強く語ってくれた酒井主将。助走を経て、春以降大きく羽ばたく姿が期待できそうだ。

このページのトップへ

[page_break:選手に聞いた、打撃向上の意識]

選手に聞いた、打撃向上の意識


三井 壮太選手

 ここからは三井 壮太一塁手、大西 恵人捕手に話を伺いました!

Q.秋の大会や練習試合が終わって見つけた課題を教えてください。

三井:走塁ミスが多く出た点と勝負所であと一本が出ない決定力不足が課題と感じました。
大西:打撃では内容のないアウト、淡泊な攻撃が多く、チャンスでの弱さも感じました。守備では取れるアウトをしっかりと取れなかったところが課題です。

Q.このオフシーズンの目標、強化したいことを教えてください

三井:140km/h以上の速球をしっかりと打ち返せるようになりたいです。そのためにスイングスピードを140km/hに乗せたいです。
大西:チームとしては個々の能力を限界まで高めていきたい。個人としては打席での勝負強さを磨きたいです。

Q. 応援する方々へアピールしたいセールスポイントは?

三井:打撃ではチャンスでの一本打てる勝負強さ、守備ではどんな送球でもアウトにするミット捌きを見てください!
大西:発している声とグラウンドでの存在感に注目してください!

Q.チームの好きなところや、他のチームに負けていないところはどこですか?

三井:流れを掴んだときの連打力、打線の爆発力に自信があります。
大西:先輩、後輩関係なく、仲が良いことから生まれるチームワークが好きなところです。試合で発揮される集中力は他のチームに負けていないと思います。

Q. このオフシーズン、「自分はここまで成長するぞ!」という熱い意気込みをお願いします!

三井:春以降に柵越え本塁打を15本打てるように振り込みます!
大西:仲間に信頼され、相手チームからは「要注意だな」と言われる捕手になります!

三井選手、大西選手、ありがとうございました!

[page_break:辛い冬を乗り越え、レベルアップしたバッティングを!]

辛い冬を乗り越え、レベルアップしたバッティングを!


応援の様子(越ヶ谷)

 ここからは新田 裕康監督に伺いました!

Q. 新チームが始まってから、どのようなテーマをもってチーム作りをされて来たのでしょうか?

 第一に考えたのはバッティング強化。打てるチームを目指して、新チームを始動しました。

Q. 秋の大会の振り返りならびに、冬でのテーマも教えていただけたら幸いです。

 チャンスであと一本が出ない決定力不足を痛感した秋季大会でした。冬のテーマも打撃のパワーアップ。進化したバッティングを目指して取り組んでいます。

Q. 最後に、これから厳しい冬のトレーニングに挑む選手たちへメッセージをお願いします。

 つらい、苦しいメニューをチーム全員で乗り越えよう!

新田監督、そして越ヶ谷高校野球部の皆様ありがとうございました!


今年も大好評!
【冬が僕らを強くする 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!

このページのトップへ

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.16

涙の甲子園デビューから大きくレベルアップ!前橋商の192センチの剛腕・清水大暉は、高速スプリットで群馬県大会19回1失点、22奪三振の快投!<高校野球ドットコム注目選手ファイル・ コム注>

2024.05.16

【2024年春季地区大会最新状況】全道大会は出場校決定、関東と東海は18日に開幕

2024.05.16

【秋田】秋田修英と秋田工が8強入り、夏のシードを獲得<春季大会>

2024.05.16

【秋田】夏のシードをかけた3回戦がスタート、16日は大館鳳鳴などが挑む<春季大会>

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.13

大阪桐蔭、山梨学院、慶應義塾…強豪校・名門校の昨年度卒業生はどの進路を歩んだのか?【卒業生進路一覧】

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?