試合レポート

松山中央vs内子

2017.09.22

内子、個として、チームとして収穫多き惜敗

松山中央vs内子 | 高校野球ドットコム
池田 泰征(内子)

 勝って6年ぶりとなる秋季県大会出場を果たしたのは5回裏二死一・二塁から9番・仙波 拓夢(2年・二塁手・161センチ52キロ・右投右打・松山市立余土中出身)の右前適時打であげた1点を、客 陸斗(2年・右投右打・175センチ59キロ・右投右打・松山市立津田中出身)の110球6安打3四球8奪三振完封で守った松山中央。ただ、収穫は惜敗に終わった内子の方が多かった。

 代表格は自責点0で4安打1四球3奪三振8回完投した1年生・池田 泰征(1年・173センチ72キロ・右投右打・内子町立内子中出身)。ボールの切り方がよいため、120キロ台の球速以上にボールに伸びが生じている。1回線の伊予戦では8回で10安打を浴びながら3失点に抑える粘りを見せた池田だが、中1日でその欠点を修正してきた辺りも素晴らしい。今後、持ち味を活かしたまま身体をしっかり作ることができれば、将来的には面白い右腕になりそうだ。

 その他にも2つの盗塁を刺した4番主将の武田 泰聖(2年・捕手・右投右打・168センチ78キロ・内子町立大瀬中出身)や、内野安打と二盗で俊足の一端を示した7番・小西 雅紋(1年・165センチ59キロ・内子町立五十崎中出身)など、個性あふれる選手が多かった内子。この収穫をぜひ、個とチームのさらなる伸びしろへと結びつけてほしい。

(レポート=寺下 友徳

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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