【広島展望】夏3連覇を狙う広島新庄、3年ぶり出場を目指す広陵など伝統校の熱い戦いに注目!
有村 綜留(広島新庄)
7月8日から行われている広島大会。今大会は広島広陵や3年連続出場を狙う広島新庄の両校が中心となる大会となりそうだ。そんな同大会の見どころを紹介していきたい。
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各ブロックの見どころを紹介!
開幕戦は広島工と崇徳と実力校同士の対決が実現し、崇徳が制した。崇徳はエース・玉木暖也は130キロ中盤の速球、多彩な変化球で武器する右腕。さらにスラッガー・瀬尾寛大と投打で才能のある選手が揃う。
その勝者の相手は、広島広陵と対戦する。U-18代表一次候補に選ばれた平元銀次郎と中村奨成の両バッテリーはプロ注目。打撃、守備ともに能力は非常に高く、優勝候補となる存在だが、さらに野球を突き詰めていきたいところだ。
シードの尾道商は、守備力が固く、粘り強い試合運びで勝負する。同ブロックでは総合技術が戸手と対戦。またベスト16の広島国際学院は結束力を固めて、チーム作りを進めてきた。
選抜出場の市立呉も技巧派左腕・池田吏輝の安定感は十分。また池田を盛り立てるバックの守備も堅く、好遊撃手・新田旬希の攻守に注目だ。古豪・広島商。シードの西条農は、この春は4強入りを果たし、実力校として見逃せない存在だ。加計芸北と安佐北・湯来南の勝者と対戦する。
広島新庄は、伸びのある130キロ台のストレートを武器にする本格派左腕・有村 綜留、139キロ右腕・竹邉 聖悟(2年)の二枚看板に、1年生ながら135キロの直球を投げ込む右腕・桑田 孝志郎、巧打堅守の遊撃手・古川 智也(2年)、強打の4番・髙野 智裕など投打で逸材が揃い、走塁・守備のレベルも非常に高く、3年連続の夏の甲子園出場を狙える布陣といっても過言ではない。初戦は黒瀬と松永の勝者と対戦する。同ブロックのシード・高陽東は、府中と庄原格致の勝者と対戦する。
昨秋ベスト4の呉港は、古豪・尾道と呉三津田の勝者と対戦。また同ブロックでは、昨年、ベスト8で、好投手・臼井大翔擁する大竹は、安芸府中と対戦する。昨夏準優勝の如水館は最速145キロ右腕・福嶋健矢の投球がカギとなる。
7月8日に開幕した広島大会。順調に進めば、7月25日に決勝戦を迎える。
(文・構成:河嶋 宗一)