Column

徳山商工高等学校(山口)

2017.06.21

宇部鴻城を破って甲子園へ!

■徳山商工はどんな学校?
 1918年に設立された徳山商工高校は、山口県周南市周南団地の南側に位置する公立校。昭和24年徳山商工高等学校となり、昭和42年徳山商業高等学校と徳山工業高等学校に分離した。しかし平成18年4月に再び統合した。
 学校周辺は緑地・運動公園地帯で、 陸上競技場、野球場、テニスコート、プール等があり、 緑の豊かな極めて恵まれた環境にある。

■徳山商工野球部の紹介
 徳山商工野球部は現在、野球部は3年生24名、2年生14名、1年生16名の計54名。「グラウンドは野球部専用ではないので、サッカー部と共用で使用しています」と話す吉積 亮介主将。「投手力・ピンチに強い・粘り強さ」をウリに、目標である甲子園出場を目指している。


集合写真(徳山商工)

■秋春ともに宇部鴻城に敗戦
 「凡事徹底をし、当たり前のことを当たり前にすること」をテーマにスタートを切った徳山商工。オフシーズンは、自分で限界を決めず、粘り強さを身につけること・体重UP・下半身強化をテーマに練習に励んだ。
 徳山商工は昨秋、今春ともにベスト4という結果を残している一方、敗れた相手は同じ宇部鴻城。「春は今まで一度も勝ったことが無かった宇部鴻城に9回までリードしていましたが、相手の底力に圧倒されて勝ちきれませんでした。夏は絶対にリベンジします」と吉積主将は強い意志を示した。

■徳山商工を引っ張る選手は?
 今年活躍した選手に吉積主将は、吉村 幸樹高尾 一輝の2選手を指名した。「吉村も高尾も公式戦で最少失点に抑え攻撃のリズムを作った。また、吉村は打撃でもチームを引っ張ってくれた」と話した。
 また、チーム1の俊足で走塁が上手いという原田 淳平に大きな期待を寄せている。「大事な場面での代走や、スタメンで出場した時に足を使った走塁や打撃を期待しています」と吉積主将。活躍を期待したい。

■夏大への宣言
 夏に向けて「1球に集中して、ゲーム序盤から終盤まで隙を作らないようにする」ということをテーマに練習を重ねている徳山商工。「人生で一番熱くて長い夏にしたい!」と、吉積主将は宣言した。

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[page_break:宇部鴻城にリベンジを]

大会風景(徳山商工)

宇部鴻城にリベンジを

ここからは笠井 俊希副主将(3年)と山本 一輝副主将(3年)にお話を伺いました。

Q.夏へ向けて見つけた課題を教えてください。

笠井:チームの一体感をさらに良くすること、無駄な失点を与えないような守備力・投手力に磨きをかけることです。
山本:ここぞというチャンスでの1本、ワンチャンスをものにできる集中力です。

Q.ここまで振り返って、高校野球で一番の思い出を教えてください

笠井:良い思い出ではありませんが、春の県大会準決勝で宇部鴻城にサヨナラ負けをしたことです。
山本:昨秋の中国大会に出場し、広島新庄というレベルの高いチームと試合をすることができたことです。しかし負けてしまったのでこの悔しさは甲子園で晴らしたいです。

Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところですか?

笠井:公式戦でのピンチやチャンスでの集中力は、他のチームに負けていないと思います!
山本:ピンチやチャンスのここぞという場面での結果を残せる集中力。

Q. この夏はこういう夏にしたい!という意気込みを教えてください

笠井:秋春ともに、宇部鴻城に負けているので、夏はこの悔しさを晴らします!チーム全員で一戦一戦戦い、絶対に甲子園に出場します!
山本:秋、春と宇部鴻城に負けて県1位になることができませんでした。この夏は初戦から、粘り強い野球をして、甲子園出場を目指します。

笠井選手、山本選手ありがとうございました!

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[page_break:新しい歴史を作ろう]

練習風景(徳山商工)

新しい歴史を作ろう

  ここからは村田 勇監督にお話を伺いました。

Q. 新チームが始まってからどんなチームを作り上げてきましたか?またこのチームの強みも教えてください。

 状況に応じてプレーが自分(個人)自身で判断できるチームになって欲しいと考えて、チーム作りをしてきました。各自の役割を果たしチーム力で勝てるチームを目指しています。
 また、公式戦になると粘り強さを発揮できる過去に経験のないチームです。この点が1番大きな強みだと思います。

Q. 夏に向けて3年生と部員たちにメッセージをお願いします!

 徳山商工野球部の新しい歴史を作って欲しいと思います。最後は“心の勝負”です。
 “自信を持ち”“迷わず”“恐れず”
 自分たちの可能性を信じて全力でプレーして欲しいと思います。

村田監督、そして徳山商工野球部の皆様、ありがとうございました!


今年も大好評!
僕らの熱い夏 特設ページ
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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