Column

関根学園高等学校(新潟)

2016.06.30


集合写真(関根学園高等学校)

関根学園史上、最も強いチームへ

 関根学園高等学校は、新潟県上越市大貫にある学校。校舎から徒歩約10分のところに、野球部のグラウンドがあります。今年に入ってから照明も設置され、室内練習場が3棟あったりと、とても整った練習環境の中で行われる関根学園の名物練習は、「やりがい」と呼ばれるトレーニング、ランメニューのタイム走、そしてアメリカンと呼ばれるノック練習。この自慢の練習メニューに取り組み、夏の大会へ備えます。

 現在の野球部は3年生6人、2年生24人、1年生18人の計48人で活動しています。そんなチームのウリは「元気がいい・1、2年生中心のフレッシュさ・つなぐ打線」。主将を務める坂井 友軌選手は春の大会について、「春季地区大会の2回戦では31得点するなど、つなぐ野球ができたことが収穫でした。しかし、負けた試合ではそれができなかったことと、集中力の無さが課題となりました」と振り返ります。

坂井友軌(関根学園高等学校)

 夏の大会では、コースに投げ分けるコントロールとキレのある変化球をウリとするチームのキーマン・本間 昂瑛選手に、投手陣の中心としてゲームを作るピッチングに期待ができます。それに加え五十嵐 隆(2年)、水井 健太(2年)、西本 航紀(1年)、茅野 仁英(1年)の4人も夏に活躍が期待できると坂井主将は言います。「五十嵐は2年生の中心メンバーであり、3番遊撃手としてチームを牽引します。そして打の中心・水井と期待の1年生ピッチャー・西本、春季大会も出場した二塁手で安定した守備を誇る茅野が、夏の大会の鍵を握ります」

 最後に、夏の大会へ向けての意気込みを伺うと、「どこのチームにも負けない元気の良さで、1日も長くこのチームで野球をする。そして関根学園野球部史上、最も強いチームにします!」と元気よく語ってくれました。

このページのトップへ

[page_break:笑顔で終わる夏にしたい]

笑顔で終わる夏にしたい

西山歩夢(関根学園高等学校)

 ここからは関根学園を支える、3年生の学生コーチ・西山 歩夢選手と、3年生投手・本間 昂瑛選手にお話を伺いました!

Q. お2人にとっては最後の夏になりますね。振り返ってみて、改めて感じる高校野球の好きなところはなんですか?

西山 歩夢(以下「西山」):練習から公式戦まで、チームが一つになって取り組むところや、仲間との一体感や絆が感じられるところがとても好きです。
本間 昂瑛(以下「本間」):負けたら終わりの一発勝負。チーム全員で勝ちを目指し全力で戦うことが好き!

Q.最後まで思いっきり高校野球の魅力を感じてくださいね。夏の大会ではどんなところに注目して欲しいですか?

西山:私は選手として公式戦に出場することはないのですが、その分、選手として出場する部員たちの活躍を見て欲しいです。私は、学生コーチとしてチームを支えることに専念したいと思っています。
本間:一球一球、気持ちをこめて全力投球するところに注目して欲しい!

本間昂瑛(関根学園高等学校)

Q. 応援する方々は全て見てくれていますよ!引退までにどの高校と対戦してみたいですか?

西山:日本文理と対戦したいです。2年前の夏、県大会の決勝戦(試合レポート)で勝ちを目前に負けて悔しい思いをしたので、その借りを返したいです。
本間:僕は大阪桐蔭と対戦してみたいな。全国トップレベルのピッチャーやバッターと勝負してみたい!

Q. 勝ち上がって、夢の対戦を叶えてくださいね!最後に、夏の大会に向けて熱い意気込みをお願いします!

西山:1日でも長く、このチーム野球ができるようにチーム一丸となって甲子園出場を目指します!
本間:今までの練習で教えてもらったことを全て出し、悔いのない夏にしたいです。また、このチームで向かえる最後の夏になるので、今まで応援してくださった方々への感謝の気持ちを持ち、最後の最後まで全力でプレーして、笑顔で終わる夏にしたい!

 西山 歩夢選手、本間 昂瑛選手ありがとうございました!最後の夏を思いっきり楽しんでください!

このページのトップへ

[page_break:感謝の気持ちを忘れずに]

感謝の気持ちを忘れずに

安川 斉監督に質問!

Q. 新チームが始まってから、どんなチームを作り上げてきたでしょうか。このチームの強みを教えてください。

 3年生が6人と少ないのですが、その6人のうちの3人は学生コーチとしてチームを支えてくれています。つまり、1、2年生主体のチームです。夏まではレギュラーを固定せず、競争意識を高めて、全体のレベルアップを図りたいと思っています。そして、練習試合を通じて数多くの経験を積ませ、実践力の向上を期待しています。一戦一戦勝ち上がり、勢いに乗ってベスト4を目指します。

Q. 最後に、夏に燃えるチームへ向けてメッセージをお願いします!

 チームを支えてくれている3年生や地域の方々、学校関係者などに感謝の気持ちを忘れずに、1日でも長い夏にできるように戦って欲しい。

 安川 斉監督、そして関根学園高校野球部の皆様ありがとうございました!夏の活躍を楽しみにしております!


今年も大好評!
【僕らの熱い夏2016 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!

このページのトップへ

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.18

【秋田】明桜がサヨナラ、鹿角は逆転勝ちで8強進出、夏のシードを獲得<春季大会>

2024.05.18

【岩手】一関二、盛岡誠桜などが初戦を突破<春季大会>

2024.05.18

【関東】昌平・山根が2発5打点、東海大相模・4番金本が2ランなどで初戦を快勝、東海大菅生は山梨学院を完封<春季地区大会>

2024.05.18

【長崎】長崎西、島原中央などが初戦を突破<NHK杯地区予選>

2024.05.18

【春季関東大会】白鷗大足利・昆野が最速152キロを計測!前橋商の剛腕・清水はまさかの5失点…。チームもコールド負け!

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.17

「野球部や高校部活動で、”民主主義”を実践するには?」――教育者・工藤勇一さん【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.5】

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?