沖縄県立美来工科高等学校(沖縄)
目取真慶樹主将と塩川玲臣副主将(県立美来工科高等学校)
甲子園に出場して勝つ!
沖縄県立美来工科高等学校は、沖縄県沖縄市にある県立の工業高校です。部活は野球部以外にも、バスケットボール部やソフトボール部の強豪校として知られています。特にバスケットボールは、比嘉 靖選手など多くのプロバスケットボール選手を輩出しています。そんな美来工科の校庭はとても広く、野球部以外に男子ソフトボール部とサッカー部が共用で全面使用できるくらい広々と練習をすることができます。そこで行われるクロスフィットトレーニングが、このチームの名物練習です。
現在の野球部は3年生17人、2年生33人、1年生31人の全81人で活動しています。学生コーチ兼マネージャーの永玉榮 翔斗さんに、このチームのウリを伺うと、「長打力・フルスイング・フロントフット」の3つだと言います。また、キーマンについては仲宗根 登夢、田崎 憲吾、目取真 慶樹、武内 由伸、塩川 玲臣、神山 諒介の6人の名を挙げました。それぞれについて永玉榮さんは、「仲宗根は多彩な変化球がウリで、それをリードしてくれる女房役の神山は間違えなくうちのキーマンです。また、田崎と武内は左右にどこにでも強い打球が打てますし、目取真の安定した守備や信頼できる三塁コーチャーの塩川も美来工科のキーマンです。」
昨年の秋季大会で、強豪沖縄尚学に対し、10対0の5回コールドで勝利を挙げている美来工科。それが選手たちの自信にもなり、「春の大会では接戦をものにできるようになりましたが、一瞬の気の緩みがたまに出てしまうことが夏に向けての課題となりました。」と永玉榮さんは言います。
夏に向けての意気込みを伺うと、「代打の切る札として、勝負強いバッティングがウリの比嘉 健真と、松川 歩夢にも、この夏の大会でここぞという時に流れを変えてくれる一打に期待しています。そして、甲子園に出場して勝つ!」
美来工科の野球で戦い、1日でも長い夏に
ここからは美来工科を引っ張っていく主将の目取真 慶樹選手と副主将の塩川 玲臣選手にお話を伺いました。
Q. プレーをしていて、どんなところにやりがいを感じますか?
目取真 慶樹(以下「目取真」):一緒に練習を頑張ってきたみんなと試合に勝ったときの気持ち良さが高校野球の好きなところだし、やりがいを感じます。
塩川 玲臣(以下「塩川」):仲間と厳しい練習を乗り越え、成長して、そして激戦を勝ち抜いた時の実感が味わえるところ。
Q. 選手にしか味わえないですもんね。この夏注目すべきプレーを教えてください。
目取真:僕が1年間大切にしてきた守備と思い切りのいいフルスイングに注目してください。
塩川:何においても、がむしゃらにプレーするところを見てほしいです。
Q.それは楽しみです!お二人が引退までに対戦したいと思う高校はどこですか?
目取真:糸満です。春季大会優勝して、甲子園にいく可能性が十分にあるチームなので。
塩川:僕は大阪桐蔭です。甲子園常連校だし、大型左腕の高山 優希投手(インタビュー記事)と対戦してみたい!
Q. 是非見てみたいです。最後の夏に向けて、熱い意気込みをお願いします!
目取真:1年間の思いをぶつけて、美来工科の野球をして、甲子園に行って勝つ!
塩川:最後の夏、この仲間と一戦一戦美来工科の野球で戦い、1日でも長い夏にして甲子園で勝つ!
目取真 慶樹選手、塩川 玲臣選手ありがとうございました。1日でも長い夏にしてください。
[page_break:頂点を取り、一緒に喜びを味わいたい]頂点を取り、一緒に喜びを味わいたい
■眞玉橋 元博監督に質問!
Q. 今年の美来工科は、どんなチームなのでしょうか?
投手は緩急を使って打者を打ちとり、野手はそれを着実に守り抜くチームに仕上げてきました。打撃に関しては、全員が思い切りの良いバッティングをするので、打順にとらわれず、どこからでもチャンスを作り出せるのが強みです。
一戦一戦を大切に勝ち進み、頂点に立ちたいですね。
Q. なるほど。それが新・美来工科なのですね。最後に、選手たちに向けて、眞玉橋監督からメッセ―ジをお願いします。
秋はベスト16、春はベスト4と、着実に成長し実績を積んできたチームです。最後の夏に頂点を取り、一緒に喜びを味わいたい。
眞玉橋 元博監督、ありがとうございました!そして、美来工科野球部の皆さんありがとうございました!
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