Column

高校球児100人に聞く!アンダーシャツ事情 (2015年夏版)

2015.07.31

高校球児100人に聞く!アンダーシャツ事情あれこれ2015年07月16日

 どんなに暑くても試合も練習もある。そんな過酷な生活を送る球児たちの肌を支えるものの一つにアンダーシャツがあります。この時期、何枚あっても困りません。球児たちはどんなものを選び、どんな着方をしているのでしょうか?そして、前回の調査で発覚した「新たな波」はどこまで浸透しているのでしょうか?野球総合研究所では、高校球児100人に聞いてみました。

丸首派の波、ジワリ

 

(左)バイオギア・ハイネック長袖、(右)バイオギア・丸首長袖シャツ

※丸首アンダーシャツとは(参考:ミズノ株式会社

 前回の野球総合研究所アンケートでは、タートルネックなどのネックあり派が8割となっていたが、今回のアンケートでは約7割。丸首派が3割とその勢力を伸ばしている。野球用品専門店への取材でも予想されていた通り、プロ野球、大学野球界での丸首ムーブメントが高校野球界にも訪れようとしているようだ。
これまでは圧倒的なハイネック信仰があったが、実際に目にすること、着てみる機会が増えることで、今後も丸首派はますます増えることが予想される。

このページのトップへ

[page_break:アンダーシャツ選びの決め手は?/試合用と練習用。賢く選ぶ球児が出現!]

アンダーシャツ選びの決め手は?

 続いてアンダーシャツを選ぶときに重視するのは、やはり「品質や性能」。肌にじかに触れるアンダーシャツこそ、しっかりとした性能を求めたい。この部分は、メーカーを重視する、というところにもつながってきそうだ。好みの材質、質感を揃えてくれるメーカーのものを購入する安心感は何物にも代えられない。それにプラスしてお財布に優しければなお良いというのはもちろんだ。

試合用と練習用。賢く選ぶ球児が出現!

 そして、試合用と練習用で分けているかどうか?
多くの種類が出ているアンダーシャツ。実はそれぞれの場面にあった機能が開発され、正しく選ぶことで快適さが増したり、パフォーマンスをより引き出せるようになっている。

 こちらの球児の回答は半々。複数所持が基本というのは前回結果からも出ているが、種類まできちっと替えるしっかりものの球児も半数いるのだ。
練習用と試合用を分けるポイントは、「素材の涼しさ」と「汗の吸い取りやすさ」。肌感覚で替えた方が良いと実感しているということだ。また、機能的な部分と同数程度「色」が決め手となっているのも面白い。試合用はチームカラーに合わせ、練習用は自分色に、というオシャレな球児が少なからず存在している。

 その他、「そのアンダーシャツを着ていたらよく打てたから」というゲン担ぎ目的もあった。指定されたユニフォームはキチッと着こなし、少し自由の利くアンダーシャツで遊んでみるのも、球児のたしなみとなってくるかもしれない。

 今回の結果は、アンダーシャツ事情にじわじわと新しい波が訪れようとしているというものだった。前回結果で得られた、「特定の効果が期待されるものをその場に合わせて選択してみる」というトレンドが主流になってきそうだ。肌感覚で感じた「物の良さ」をしっかりと選択出来る賢い球児は、これからも増えていくだろう。

このページのトップへ

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.16

涙の甲子園デビューから大きくレベルアップ!前橋商の192センチの剛腕・清水大暉は、高速スプリットで群馬県大会19回1失点、22奪三振の快投!<高校野球ドットコム注目選手ファイル・ コム注>

2024.05.16

【2024年春季地区大会最新状況】全道大会は出場校決定、関東と東海は18日に開幕

2024.05.16

U-18代表候補・西尾海純(長崎日大)、甲子園で活躍する幼馴染にむき出しのライバル心「髙尾響には負けたくない」

2024.05.16

【秋田】夏のシードをかけた3回戦がスタート、16日は大館鳳鳴などが挑む<春季大会>

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.12

学法石川の好捕手・大栄利哉が交流戦で復帰! 実力は攻守ともに世代トップクラス!身長200センチ右腕を攻略し、完封勝利!

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?